Vinnie Monte
写真もろくに見たことはありませんが、声の質からや当時Teen Magazineに写真が載っていたといいますから、多分ハンサムボーイだったことでしょう。全国的なヒット曲はないですが、作品としてはOne Of The GuysとHey, Look At The Winter Snowがダントツにイカしています。前者はJubilee、後者はTCFという日本ではマイナー系のレーベルからリリースされています。活躍した年代は'60年頃から'64年頃まで。
このレーベルは日本ではマイナー扱いですが、Jubileeはアメリカでは中くらいのレーベル、TCFはメジャーレーベルの20th Century Foxのイニシャルをレーベル名にしたもので、当時よくあったメジャーの子会社あるいは、別ブランドみたいなもので、後に別のマイナーレーベルHallと合体して、TCF-Hallとなります。TCF-HallではあのDickey LeeがLaurieという曲をカムバックヒットさせたレーベルとして有名になります。
(2004/06/26 追記)
その後の調べで、最初のレコードが'58年にリリースされていることが分かりました。
ディスコグラフィ
Naughty Naughty Baby /I Wrote A Poem ( Fargo LF-1000 ) 1958/Jan.
One Of The Guys/The Year May Be Over ( Jubilee 5417 ) 1962/Feb. 24
Hey, Look At The Winter Snow/What's The Matter With Marilyn ( TCF TCF-7 ) 1964/Mar. 21
その他不明
Trail Of Teardrops ( '60 )/Mashed Potatoe Girl/It's The End ( '63 )/These Three Words/Walk Down The Aisle
Bobby Comstock
バックバンドThe Countsを従えて、Bobby Comstock & The Countsとして、マイナーのLawnレーベルから、Tennessee WaltzのRock'n Roll版で衝撃の(?)デビューヒットを放ったということになっています。初期は、Rock'n Roll色が濃いですが、中期はかなりPopになり、Just A Piece Of PaperとRun My Heartの出来が抜群に良い。
作品数はかなり多いものの、スタイルが激しく変わるため、全般的な評価はできないアーティストです。お顔の方はデビュー当時の写真では、結構可愛い感じですね。活躍した年代も、Vinnie Monteと似たようなものですが、'65にUnited Artistsレーベルの子会社、Ascotレーベルから発表したThe Driftersのカバー、This Magic Momentがかなり出来が良いのに驚かされます。
(2004/07/19 追記)
Teen Popにアーティストとしては分類しにくいJerry Fullerが、何とBobbyと全く同じアレンジで、しかも同時期にTennessee Waltzをリリースしヒットさせていました。これまで資料もなく、あまり興味がなかったのでほとんど無視の状態でしたが、たまたま聴くチャンスがあり聴いてビックリ玉手箱でした。
Billboard Hot 100のFirst Hit The Chartも、Bobbyは10/26/59で最高52位、Jerryの方は一週早くチャートインし10/19/59、最高63位まで上昇していました。
こうなると、このRock'n Roll版はどちらがオリジナルか? という問題が出てきますね。チャートインが早くても、リリースがいつかというのも知る必要があるし、これほど接近していると競作ということになるのかいな?
Barry Darvell
上記二人よりも少し早くデビューしているようで、最も良い曲であるHow Will It Endは、'59年にColt 45という超マイナーレーベルからリリースされています。この曲はどうもB面らしく、A面はRock'n Roll色が濃いGeronimo Stompでしたが、声の質がほぼ完璧にTeen Popに向いており、こちらの方の出来が格段に上です。その後'62頃メジャーのAtlanticレーベルから、Lost Love(声や歌い方がHelen Shapiroに似ていると評判になる)、Adam And Eve(ライブ形式でDionスタイルの秀逸な曲)の2枚をリリースし日本でもその名が知れ渡りました。How Will It Endは後にイギリスのJohn Leytonが'63にカバーしており、こちらもかなりの出来映えでした。
パーソナル的には、なにせアメリカでの全国ヒットがないため、未だにほとんど分かっていないのが現状です。
以上、とりあえずページ作成のためざっと紹介してみました。
2004/07/24Buzz Clifford
Teen Popがサウンド的に確立したのは、およそ'62のことです。'60頃から徐々にその芽を吹き始め、'61にヒット曲がよく出る頃になって数多くのアーティストを輩出しましたが、その大半は一発屋で所謂One Hit Wondersと呼ばれているものでした。
もちろん、上で記した3人の他、メジャーなアーティスト達も'58〜'59頃から作品をリリースしていましたが、マイナーアーティストのものが最も多く出ているのが、'62なのですね。したがって、無名曲の中からいい曲を探すときの目安が、グループではなく単独のアーティスト名で、タイトルにはLove系の単語が含まれているもの、リリース年が分かれば'62のものを入手すると掘り出し物に出会う確率が上がる訳です。
さて、Buzzは'61に、Baby Sittin' BoogieというRock'n Roll調の曲を大ヒットさせています。何せBillboard Hot 100で6位まで上昇してますから、凄いですね。しかし、チャートインはこれだけ。レーベルもメジャーのColumbiaでしたから、うまくいけば大スターになった可能性もありましたが、メジャー系レーベルは、ヒット曲タイプの曲をプロモートするのにあまり熱心ではなかったせいもあって、結局マイナーアーティストに終わることが多かったようです。
しかし、作品としては、自前サーバーで紹介しているTrue Love, True LoveやMoving Day ( '62 )といういい曲も残しています。Baby Sittin' Boogieは当初はBaby Sitter Boogieというタイトルだったそうで、このタイトル変更には職業的なものが絡んでいたとかいう話を聞いたことがあります。あまり、関係ないことですけどね。バックのBabyの声は、Producerの実の子供達だったそうです。
かなり後になって、DotレーベルからLPがリリースされていましたが、Teen Popのアーティストとしては、やはり'63頃までが命だったろうと思われます。
2004/11/27Kenny Chandler
DionがColumbiaレーベルへ移籍してしまった後、Laurieレーベルが強力に売り出そうとしたのが彼ですが、残された作品を聴いてもDionほどの魅力は感じられませんでした。まあ、これは比較する方が無理というもので、Kennyがかわいそうです。Dionは作曲の才能にもあふれていましたからね。
Kennyが発表したもので、Wait For Meがかなり良い出来映えの作品です、というかこの曲のみかも? 作者は、同レーベルではおなじみの、Baer-Schwartz-Greenbergのコンビ、Laurie 3158で'62のリリースでした。この曲はマトリックス・ナンバーからみると、Flip SideのHeart ! ( I Hear You Beating )の方が若いナンバーなので、B面ということになります。しかし、A面の方は、作者がCynthia Weil-Barry Mannのヒット・メーカーであるにもかかわらず、全然良くないんですね。
このA面の失敗が、この後のKennyの行方を左右したようで、B面の良さを考えると残念でなりません。声も良く、単なるTeen Popを超えていたと思われるのですが。アレンジャーは、DionのLaurie時代を手がけていた、Glen Stuartです。
2005/01/28Vinnie Monte Discography
ついに、かなりのデータがそろいました。最も古いのがグループとしてリリースされた '56 とは驚きです。
TCFのものは、'63 と '64の二種類のデータがありますが、これは月日まで明確にされたものを採用しました。
思ったより、多くの 45's が出ていたんですねェ。ただし、これまで判明していたものをしのぐような曲は、残念ながらないようです。 データはこちら→Vinnie Monte Discography
2005/03/05Bobby Comstock Discography, Additional Vinnie Monte Discography
今日、Vinnie MonteのCDを購入し、Discograpyにデータを追加、Bobby Comstockもデータを調べましたので、判明分を載せておきます。
Bobbyも随分と多くの 45's が出ていたようです。Your Big Brown EyesはHushabyeによく似たいい曲です。 データはこちら→Bobby Comstock Discography データはこちら→Vinnie Monte Discography