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今年の初めに、ネットで知り合った友人の薦めで、最新OSであるWindowsXP Professional(以下XP) とそのひとつ前のOSで安定度抜群との評判のWindows2000 Professional (以下2000)を導入することとなった。インストール方法も同友人の薦めで、旧OSのバージョンアップではなくデュアルブートに挑戦することになった。XPについてはリリース後の情報をまめに仕入れていたから、98をアップデートするのは危険であると承知していたから当然でもあった。
XPについてはあまりいい評判がなかった関係上、2000でデュアルにすることとなった。が、しかあ〜し、残念ながら私の旧マシンはインストール中にフリーズしインストール出来なかったのだ。せっかく楽しみにしていた2000とのデュアルが幻のごとく、砂の城のごとく、もろくも崩れ去ったとき、目の前は真っ暗になった、マジで。 なんで、こういつもトラブルんだろうと自分の運命を呪った。それまでの98の数えしれないトラブルのおかげで、比較的短期間で初級者の域を脱することが出来たのだが、またスタートにもどるのか......そう思ったが、インストールしたくなかったXPを入れざるを得なくなった状況を後から考えると喜んでいたのかもしれない。マシン環境からトリプルブートは当時は無理だったので、よりスペックに厳しいXPがうまく動作するならと、ほとんど冒険者の心境であった。そして、この冒険心がさらなる知識の飛躍の源となるのです。 結論からさきにいえばXPのデュアルブートインストールは大成功であった。2000の場合はインストール後のドライバの収集がものすごく大変なのだが、XPはその心配はほとんどなく、最も心配だったディスプレイに関しても難なくクリア出来たのだ。 以前、98のクリーンインストールに挑んだときは、ディスプレイドライバの問題で、泣く泣くせっかくインストールした環境を捨てざるを得なかったが、今度はまったく問題なし。それまでXPの導入にはMicrosoft陰謀論を提唱している自分としては否定的な見方をしていたが、こればかりは感心せずにはいられなかった。 |
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無事インストールを果たし起動後にまずやることは何か? 第1にドライバの整理、次にOSのUpdate、そして見た目のカスタマイズだ。ドライバについてはこれといった問題はなく、Updateも順調に推移、さあいよいよそれまで収集していた情報による見た目のカスタマイズとなる。
ここまでくると、最新OSを操作しているんだなという実感がわいてくる。それも細部は除いておおよそ終了する。見た目は勿論、使い勝手も徹底的にチェンジした結果、結局旧OSの98SEとほとんど同じ操作性を手に入れる。さて、お次は何をやろうか? そうであった、使い慣れたアプリのインストールではないか。2000もMeもすっ飛ばしていきなりXPになり、果たして旧OSで動いていたものが動くのだろうか? 一抹の不安が脳裏をよぎる。フリーウェアなどレジストリーを使用しない軽いものは、一部を除きほとんどが無事起動した。 さて、いよいよ大金を出して購入したアプリのインストールだ。貧しい私にとって、市販のアプリはそんなに購入は出来ない。よほど必要性があり有効なもの以外は、単におもしろそうだといった理由だけで購入は出来ない。各種情報を収集し、これと思ったものだけを購入してきた。それでも常用できたのは半分くらいである。その、重要なアプリが......ほぼ全滅したのである。インストール出来ても作動しないもの、インストールすら出来ないもの、一部のみ使用可能なもの、いろいろあれど全滅なのである。この時点でなお、アプリのメーカーのXP対応状況は十分とはいえなかったのだ。 もっともヒドかったのがMcAfeeのVirusScanである。多かれ少なかれ、市販のアプリのインストール作業はひとつのイベントともいうべき感がある。無事インストールされ、無事起動するのか、固唾をのんで見守るのはしょっちゅうである。 しかし、中には起動しないものがあるし、起動しなくともメーカーは最終責任までは負わないようであるし、サポートも環境のせいにすることがしばしばある。まあ、PCというものが分かってくればくるほど、なるほどとも思うが、一般の感覚からすれば「どうしてくれるんじぁ〜」と叫びたくなる。とにかくMcAfeeはヒドかった。詳しくは、次回に。 |
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なんか今更という感がしないでもないが、WinXP導入から現在に至るまで、言い尽くせぬほどの出来事があった。初期のトラブル、OSとしての動作の重さ、ドライバ問題、SP1導入の大トラブルなとなど。これらの問題をコツコツと解消していくことが、結局私の趣味(?)となってしまった。
そこで、最も印象に残っているこれらの出来事を思い出しながら書いてみよう。 最初は、「McAfeeがどうひどかったか?!」である。 結果として、WinXPに対応していませんの一言だった。およそウィルス・スキャン系のサポートは購入後(?)一年間である。今となってはサブPCであるが、当時は購入後一年半くらい経過しており、このころから肝心の定義ファイルをDLしインストールの度に、「そろそろスキャンエンジン(!!)のサポートが終了し、その後は新しい定義ファイルは動作しなくなります。」とかいった意味のメッセージが表示されるようになった。そこで、サイトをよく見てみると、なるほどそのとおりだ。 確かにこのままでは、ウィルススキャンができなくなる。肝心の定義ファイルが使えないのでは、アプリケーション・ソフトウェア(略してアプリ)としては死を意味する。そこで結局、バージョンアップ(比較的安い)版を購入することとなった。ここまではまだいい。しかし、時期が悪かった。購入後まもなく、メジャーバージョンアップ版がリリースされてしまったのだ。 この頃は、いわゆるアプリというものは購入すると、ずっと使えるものと思っていた。しかし、ウィルスは日々更新されるものであり、それにアプリの中身が対応していなければ全く意味がない。考えてみると、医者も同じで病気がなくなればあがったりになるし、ウィルスがあるおかげでソフトハウスも成り立っているようなものである。自分で作っているんじゃないかっていう疑惑も心の底では思ってはいるものの、証拠もないしどうにもならない。 それはともかく、せっかく購入したものがいつまで使えるのかが心配だった。サイトを見ると当分使えそうである。定義ファイルの更新は毎週木曜日となっている。この更新の頻度は、現在では他のものに比較するとNortonが最も高い。最近ではほとんど毎日更新されている。この頃はウィルスに対する恐怖は、まだそれほどある訳でもなかった。 |
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せっかく買ったMcAfeeである。腹が立ったが、しばらく98SEで使うことにした。ところがその後、とんでもないトラブルに遭う。作動しないXPから、アンインストールしようとしたが、アンインストールに失敗し、再インストールしようとすると、アンインストールしてからにせよとかいうメッセージが出るのみで、インストールもできなくなったのだ。なぜ使えないXPに、インストールはできたのかはよく分からない。これは、Norton Utilitiesも同じだった。インストールはできるものの、ほとんどのプログラムは動作しないのだった。
この頃は、OSがレジストリーという人間で言えば神経みたいなものを持っていて、それを通して各種機能をCPU(脳)が動作させているなんてよく知らなかった。このトラブルがあって以来、いろいろ情報をあさった結果、レジストリーのゴミが残っていて、ファイルは無くなっていながら、OSはまだインストールされていると判断していることが分かった。 こうなると、関係したレジストリーをすべて削除しなければ、二度とインストールできないことも判明した。さて、どうしようか? 不具合が出る以前の環境までバックアップから復元したいが、98SEでお世話になったHD革命は動作しないのでバックアップはとっていない。しからば、全ドライブに効くシステムの復元というものはどうか? 一縷の望みをかけて試してみたが、あとで分かったことだが、肝心なときには復元が失敗するのだった。 もうどうにもならんと、OSそのものを再インストールしかけたとき、待てよ!?というひらめきがあった。それは、以前使用していたDriveDiet5についている、レジストリーの孤立エントリーを削除してみたらどうかということだった。早速DriveDiet5をインストールしようとしたが、これも結局WinXPでは使えないのだった。要するに、98SEで使用していた肝心要のアプリは、前にも書いたように、全滅なのであった。 これはもう、DriveDietのXP版をシェアするしかない。急いで、試用版をDLし、とりあえず、試してみた。その前に、McAfeeの関係ファイルの残りカスを手動で削除する。それから、いよいよ孤立エントリーの削除だ。細かい情景はもう覚えていないが、とにかくものすごい量のゴミが検出されたことだけは覚えている。 結果として、このゴミを削除することによって、再インストールしてからアンインストールすることができたのだった。このトラブルは、職場の知人の環境でも発生した。この知人にも、DriveDietをシェアすることを薦めたのだった。それにしても、もしこの時点でDriveDietのこの機能を知らずにいたら、いったいどうなっていたんだろうね。思い出しただけでも、ゾっとするね。 このように、全く使いにくいOSのWinXPであったが、その後アプリの環境が整っていくごとに、少しずつ使えるOSに育っていく。それはあたかも、自分の成長とともに歩んでいるかのごとくだった。 |
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WinXP導入までに購入したアプリは、次のとおりである。
「HD革命BackUp2 & 3」「McAfee VirusScan」「Norton Utilities」「WinDVD 3.0」「System Selector」「ウェブワッカー4」「Internet Ninja 5」「Drive+」「WinCDR 6」「ホームページNinja」等々。 これらのほとんどが、WinXPを導入してから動かなくなってしまった。これまでの投資はいったい何だったのか? その他、シェアウェアもかなりレジストした。しかし、簡易なプログラムは何事もなく動作するのに、レジストリーを多量に使用するアプリは全滅だった。レジストリーの構造が大幅に変更されたのが、原因の大半だった。 頼みの綱のHD革命BackUpが使えないのは実に痛かったが、時期は遅れたものの対応版が無償で登録ユーザーにDLで提供されたのは、アーク情報というメーカーの良心が感じられる。WinCDRはグレードアップ版が安価で提供されたので許せた。しかし、許せなかったのは、McAfeeとNortonである。このウィルスで飯を食っているメーカーは、なんと対応版を通常価格でしか販売しなかったのだ。 McAfeeはPCへのバンドル率No.1とかで、ユーザーを馬鹿にしていたのではないか? いまでこそ格安で販売されているが、こんな態度のアプリなんぞ梃でも使うもんかって思ったものだ。NortonはUtilitiesのみが有用なものと思われた。ウィルススキャンは無料のAVGを使うことにしたからだ。しかし、ユーザー登録した者にも通常版を売りつけるとは!! このときから、周囲でもアプリのメーカーへは見切りをつける動きが広まってくる。 それは、P2PといわれるWinMXの登場である。詳しくは書けないが、音楽専門のNapsterやアプリが主のWinnyなどによって、アプリを取り巻く環境は大きく変遷することになる。いずれにしても、アプリ問題に関してはホトホト参ってしまったというのが、本音である。 その後、徐々にWinXPへの対応は進んだが、二度とアプリを購入することはなかった。 |
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昨日WinXP導入で全滅した市販アプリのことを書いたが、フト以前レジストし今では使用していないシェアウェアのことが気になった。オリジナル圧縮ファイルは、先日HDDのデータ破損で消失してしまっている。しかし、せっかく購入したものだし、現在の環境で使えないとしても、ファイルくらいは所有していたいと思い、ネット検索してみたところ、かなり古いものなのに運良く見つかった。
ものは、Kalen、Resource Expand、Running Turtleの三つだ。このうちKalenだけは2000まで対応し、最近バージョンアップしフリーウェアになっていた。後の二つはいずれも9x系OS対応のみのまま、開発終了していた。これをXPに入れてみたところ、何の問題もなく動いたのだ!! インストール画面が出ないのはRunning Turtleのみ、実行ファイルが単体で動作するものなので、やっぱりXPでも動作した。他はインストールしていたようであったが、どうもレジストリーは使用していないようであった。案の定これも使えることが分かった。 もっとも、これらのコンセプトは現在では他のフリーウェアでまかなえるようになっているので、出番は無いかもしれないが、すでに開発者の所在も分からなくなっているものの、立派にWinXPで動作していることを、この場で報告しておきたい。 作者さんへ、「あなたが開発したアプリは、NT系OS対応ではなかったけれど、WinXPでも立派に動いていますよ、生きていますよ!!」 |