OLDIES COLUMN

OLDIES COLUMN


2007/07/15 BLOG LOG
 Surfin' & Hot Rodのページを利用したブログのINDEXがうまく機能しているので、それ以外の記事に対するINDEXも作成してみようと思い立ちました。ただ、他の記事は英語と日本語が混在しているので、単純には行きそうにありませんが、何とかやってみたいと思います。
 とりあえず開設から2006/04までのデータを掲載すると共に若干の修正をしたり今後の加筆修正はブログ本体ではなく、こちらで行うことについては同じです。
2007/07/21 ADD
 2006/05までのデータを追加しました。
2007/07/22 ADD
 2006/06までのデータを追加しました。
2007/08/30 ADD
 2006/07までのデータを追加しました。
2007/09/01 ADD
 2006/10までのデータを追加しました。
2007/09/05 ADD
 2007/01までのデータを追加しました。
2007/09/08 ADD
 2007/07までのデータを追加しました。
2007/09/14 ADD
 2007/09現在までのデータを追加しました。
2007/10/08 ADD
 今日現在までのデータを追加しました。
2007/10/24 ADD
 今日現在までのデータを追加しました。
Don't Put Onions On Your Hamburger (3)
Run Little Linda
2007/11/11 ADD
 今日現在までのデータを追加しました。
Childish Ways
Raw-Hide
Double Crossin' Sweetie Pie
Ace Of Hearts
String Along
2007/12/18 ADD 
 今日現在までのデータを追加しました。
Just Think Of Me 
Tippy Toeing 
Psychotic Reaction 
Laurie's Love 

Joanne
2006/04/13(Thu) 23:10:28
 このところ久しぶりでWinMXを立ち上げています。偶然入手したのが、The Roomatesの大量ファイル。
 Cathy Jean & The Roommatesというのがいましたが、The Roomatesとmを1つ取ったグループも存在して、いまいちよく分からないグループです。
 よく分からないのは、要するに興味がなかったからですね。
 ところが、本日入手できたものは、ほぼ全編に渡って素晴らしい出来の、ポップ・ヴォーカルに仕上がっています。
 中でも、Trade Martin '64の秀作、Joanneはスウィートな実に素晴らしい出来映えの曲です。Tradeの方は幾分荒削りのヴォーカルでしたが、The Roomatesの方はバックがDion & The Belmonts並の出来の良さになっており、スウィートなリード・ヴォーカルと絡み合い、えもいわれぬ曲調です。
 これは思わぬ拾いものでした。それにしても、Joanneというタイトルにはいい曲が多いです。The Crosstonesのも別の曲ですが良かったし、The PlaymatesのJo-Annですら良かったですからね。

Oh Rosemarie
2006/04/14(Fri) 01:42:38
 The Fascinatorsというホワイト・ヴォーカル・グループ(多分)がオリジナルだと思われる曲で、The Roomatesがカバーしています。
 The Roomatesの大量ファイルの中でも、Joanneと並んで出来のいい曲です。
 オリジナルの方もかなり出来がいいですが、The Roomatesの方が録音も新しくて洗練されたスタイルになっています。
 もちろん、オリジナルの良さを損なわずに、彼等のスタイルにまとめ上げています。
 The Fascinatorsといえば、Once Upon A Timeという、これもかなり出来がいい曲を発表していたりして、結構注目のグループです。

The Big Four
2006/04/15(Sat) 12:29:35
 '60にMoonというマイナーレーベルから、Outa Tune (Outta Tuneとなっているのもあり)というRockin' Inst.を出していたグループです。
 サウンドは、そろそろSurf Inst.が出てくる頃の時期ですが、純然たるRockin' Inst.です。
 しかし、ドラムスが何度聴いてもあのSandy Nelsonとしか思えないドラミングなんですね。Sandyのドラムは、所謂R 'n R系のものとは少し違ってますから、比較的すぐに分かるんですね。Hal Blaineなどとは全く違うことは、誰でも分かるでしょう。
 ところでこの曲、そんなわけで中間に入るドラムのソロが圧巻のグッド・インストになっているのです。

Promised Land
2006/04/17(Mon) 18:46:46
 Chuck Berry後年のヒットですが、このところJohnny Riversのものをよく聴いています。
 Chuckの曲では、The Beatlesも採り上げていたRoll Over Beethovenが大好きですが、いずれも歌詞が滅茶苦茶カッコいいんですよね。
 Promised Landは内容的にはノヴェルティの要素も折り込み、アメリカの地名をうまく使い、誠に調子がよい。
 歌詞の繰り返しは全くなしというのも珍しいです。全般的に、Chuck(略してMr. C.B.という)の曲は歌詞がカッコいいのが多いです。

Sandy
2006/04/18(Tue) 20:31:52
 古くはLarry Hall、Larryのカバー盤であるJohnny Crawford、Dion、新しいところではRonny & The Daytonasが扱っている女性の名前版OLDIESの名作です。
 それぞれがいい曲なんだけども、今日はDion盤をカバーした、新しいグループThe Firebirds盤を紹介します。
 このグループは'80代あたりのグループと思われますが、日本では無名です。しかし、そのカバー内容はそうそうたるものです。
 その中でも、Sandyの出来が抜群に良いのです。他には珍しいところで、The Belmontsの関係者Pete BarinのSo Wrongもカバーしているから驚きです。
 オリジナルとはまた味わいの違うものも、またいいものです。

Knock-Kneed Nellie
2006/04/21(Fri) 20:05:32
 これはBuddy Knoxの不思議な作品です。まず声はかなり古い。しかし、バックは恐らくThe Stray Catsと思われること。
 それでは、ダビング・バージョンかというと、この曲自体録音されたという記録がないのです。
 WEBで調べたところ、最近のベスト物CDに入ってはいるのですね。現物は持っていないのでよく分かりませんが、これがまた素晴らしく出来がいいんですね。
 ひょっとして、彼のロカビリー系ではベストかもしれません。

You Are The One
2006/04/22(Sat) 20:09:12
 The Sugar Bearsというグループが'72に放ったヒット曲。あのJimmy Bowenが関係していたとされる。
 曲調は、バックのサウンドが時代を感じさせるものの、コード進行はOLDIESでバックコーラスとの絡みもよく、飽きの来ない作品となっています。
 出だしは、Peggy Sueの様なドラミングで始まり、リードボーカルの声質は、ティーンポップに近い味わいがあります。
 まあ、ひょっとして有名なアーティストの変名も考えられますが。
 Billboard最高位52位、レーベルはBig Tree 122がデータです。

Heavenly Bliss
2006/04/25(Tue) 21:39:53
 '60代後半にヒットを出したグループとは明らかに別の、The Classic IVの極めて出来がよいホワイト・ヴォーカル・グループ・スタイルの秀作です。
 では、Till Thenで有名なThe Classicsとはどうかというと、こちらは'59にDartレーベルから、The Perennialsとしてレコードを出している古いグループなので、一時的に名乗った可能性もあります。
 Till Thenは'63のヒットでしたが、それ以前の'61に、Herb Lance & The Classicsの名でHOT100にチャートインしたことがありました。
 さて、この曲はTwistレーベル1004で発表されたとあります。そうすると、おおよそ'60〜'61に発表されたであろうと推測できる訳です。
 サウンドも、その頃のものとなっています。なお、最初はHeavenly Blessの誤りかなと思ったのですが、Blissという単語も実在し、天国とか楽園とかいう意味なので、間違いではないようです。
 持っている音源はレコードからではないので、詳細は不明です。

Get Up And Do The Wobble
2006/04/26(Wed) 20:23:42
 ご存じ、Jerry Landis(Paul Simon)が率いるTico & The Triumphsの作品で、数ある彼の良品の中でも出色の出来映えです。
 OLDIESファンに人気があるものとしては、The Lone Teen Ranger, Noise, Cards Of Love, Motorcycleなどがありますが、その中でも群を抜いて出来がいいんですね。
 NoiseなんかはDionサウンドでかなりいいんですが、飽きが来てしまうんで、こっちの方はアップテンポとはいえ、なかなか飽きが来ません。
 貴重なJerryの作品中でも、入手はかなり困難な部類に入るようです。私が所有する音源も、残念ながらレコードではありません。

Hot Rod Kelly
2006/04/27(Thu) 18:33:15
 The Sabresというグループの曲です。S & H系のグループとしては聞いたことがありません。
 さて、半信半疑で聴いてみると、何とJerry Lee Lewisの様なバックのR & Rだったのです。
 発表された年も何も分かっていませんが、C & W系では、Hot Rodをテーマにした曲が古くからありますので、その流れをくんだものなのでしょうか?
 なかなかいい出来のR & Rの作品です。

Gene Pitney
2006/04/28(Fri) 22:25:22
 先日亡くなってしまった彼。Jan Berryのときもそうでしたが、どういう訳かそのときによく曲を聴いているのですね。
 最近では、音源を整理してモノ音源により、Louisiana Mama, Mecca, Not Responsible, Who Needs Itをmp3でよく聴いていました。
 今頃どうしているのかなあ、死んだというニュースは聞かないし......なんて思っていたところ、さすがに超有名アーティストなので、新聞の死亡記事欄に載って、愕然としたのでした。
 まあ、私も近いうちには同じ天国へ行って、そのときは逢えるかななんて、最近はショックというものも感じなくなってはいますが、やっぱり残念ですよね。
 今もしみじみと上記の曲を聴いています。合掌.....。

Who Put The Bomp
2006/04/30(Sun) 18:39:57
 ご存じ超有名ライターのBarry Mannが、Cynthia Weilと組む前に歌手として飛ばした大ヒット曲なんですが......。どうも、オリジナルは別かもしれないという疑惑があるんですね。
 というのも、Bobby StevensというTeen Popperが同じ頃にリリースしているんですが、これが何と聴くに堪えないほど下手くそなんですね。このいい曲をどうやったらあんなにも下手くそに歌えるのか不思議なくらい、私だってもっと上手く歌えますよ、といいたいくらい酷い出来なんです。
 とすると仮説として考えられるのが、新人のBobbyのデビュー曲としてこの曲を書いたんだけれども、あまりの酷さにあきれ果て、作者自らレコーディングし直したところヒットしてしまい、ライター兼歌手として活躍していくことになったというものです。
 これは、あくまでも状況証拠から推測できるというものですが、逆のケースはむしろ考えにくいのかなと思います。
 もう一つは、他の国のカバー盤であることです。真相は前者の方が面白いですが。
 正確なタイトルは(In The Bomp, Bomp, Bomp)がくっつきます。他にJan & DeanがLP (45'sも出ている) でカバーしていました。

Sandy(2)
2006/05/03(Wed) 16:08:07
 気になって、DionのSandyのモノ・バージョンを持っているかどうか探してみましたが、少なくともCDは全部ステレオ・バージョンでした。ガックシ。
 こうなったら、モノLPかシングル盤を持っているかどうか探さなくてはなりませんが、奥深くしまい込まれているので、左腕がほぼ使えない状態ではシンドイです。
 ステレオのモノ・ミックスではダメなのです。

Great Balls Of Fire
2006/05/07(Sun) 14:20:00
 日本未発売ながらも「火の玉ロック」の邦題がつくなどして超有名な、Jerry Lee Lewisの大ヒット曲ですが、OLDIESを聴き始めた'67頃は、秋田ではとてもオリジナルのSunは聴くことができませんでした。
 ある日、OLDIES専門ステーションで当時有名だった、Jim Pewter Show(J.P.S.と省略してよんでました)でこの曲がかかり、こいつは凄いと興奮したものです。この頃、秋田では日本短波放送でこの番組を聴いていました。
 その後東京へ出て知り合いから、直接アメリカへレコードをオーダーする方法を教わり、初めて買ったシングル盤がこの曲でした。
 しかし、何とこのレコードは、彼がSmashレーベルへ移籍して再吹き込みしたものだったのです。ガッカリしたものの、しばらくして、Sunが大量にリイシューされ、オリジナルを聴くことができましたが、全くアレンジが異なっており結果としてJ.P.S.で初めて聴いたのがSmashのものだったということが確認された訳です。
 現在では、オリジナルよりこちらの方が好きなんですから不思議なものです。
 なお、このシングル盤は、Smash All-Time Hit Seriesとして再発売されたものなので、却って貴重なレコードとなっています。

Diamonds ( song title )
2006/05/15(Mon) 20:19:27
 The VenturesがLP"Surfing"でやっていたのを初めて聴いて、メロディアスいい曲だと思ってましたが、オリジナルは、Jet Harris & Tony Meehanの元The Shadowsのメンバー二人が脱退後結成し放ったヒット曲でした。
 カバーは今のところ前述の他、The Spotnicksのものも確認されています。
 他に、Scarlet O'Haraが日本でシングル盤が出ていますが、Diamondsは出色の出来映えです。オリジナルは他を圧倒しています。
 後に、Jet Harrisが単独でカムバックして、'89と'94にリレコーディングしていました。
 スタイルはDuane Eddyを意識したTwangy Guitarとなっており、間奏のTony Meehanのドラムスがなかなかに凄いものがあります。

Teenage Dreams
2006/05/16(Tue) 21:30:31
 マニアには説明不要のマイナーTeen Popの集大成のようなCDシリーズです。これをオリジナル・シングルで全部揃えるのは、経済的にも物理的にも不可能に近いので、CDはその点で割安に音源が揃います。
 バット、しかし、あまりにも沢山出ているので、CDそのものを全部買うのもかなりの出費となります。
 そして、何よりも大きな欠点は、いい曲はそれほど多くはないということです。所謂レアものばかり入ってますから、そんなには良くないんですよ。大体、CD1枚当たり、1曲あるかないかのために、とても全部買えませんよ。
 必ず過度の期待は裏切ることになりますね。音源だけ、mp3で集めるだけで十分かもしれません。

Jeannie, Jeannie, Jeannie
2006/05/18(Thu) 20:33:04
 言わずと知れた、Eddie Cochranのベスト・パフォーマンスです。この系統のスタイルがEddieの曲の中では最も好きですね。
 で、これを日本のThe Black Catsがカバーしており、こちらも少しスタイルは違えど、なかなかの出来映えです。
 ベースになっているのは、The Stray Cats(シングル化されていない)のもので、これに彼等らしいアレンジを加えており、まるでオリジナルのような感じさえあります。
 彼等は、'80代のネオ・ロカ・ブームに乗って現われたグループで、当時偶然TVで見る機会があり、なかなかイカしたグループだと思ったものです。
 まだ、アナログ・レコードの時代で、シングル盤とLPを購入し、今でも持っています。
 歌詞は英語のまま歌われており、外国製に勝るとも劣らない出来なので、mp3化してよく聴いています。

I'm Into Something Good
2006/05/20(Sat) 12:56:50
 ご存知、The Herman's Hermitsの大ヒット曲ですが、オリジナルは、The Cookiesのリード・ボーカリストだったEarl-Jean(ハイフン入り)が、Colpixレーベルから出した小ヒットなんですね。
 この曲、The Herman's Hermitsの方は、バック・コーラスとリードの絡みの出来が良く、カバー盤としては出色の出来映えなのに、オリジナルは不安定でアレンジが今一。
 しかも、男性と女性の違いもあるためか、完全にカバー盤の勝ちです。作者は、Carole King-Gerry Goffinのコンビなのに、オリジナルの出来が良くないのはどうした訳か?不思議でしょうがない一品です。
 The Cookiesといえば、ヒット曲はあまり良くないのに、B面だったSoftly In The Nightはリード・ボーカルがEarl-Jeanではないようで、こちらは素晴らしい出来となっていました。大好きな曲のひとつです。

Almost Eighteen
2006/05/21(Sun) 17:47:52
 Roy OrbisonがMonumentレーベルから大ヒットを連発する以前に、少しの間在籍したRCA Victorからリリースした曲で、Sun時代のようなR'n'R調の秀作。
 このレーベルからは2枚程のシングルを出したものの、全国ヒットには至らず、'60にMonumentから出したUp Townを皮切りに、Only The Lonelyの大ヒットから、'67までコンスタントにヒットを出していきます。
 '80代以降にカムバックを果たし活躍中の処、'88の12/6に惜しくも心臓病で他界しました。
 考えてみると、'55にはColumbiaレーベルで、Ooby Doobyを既に録音していますから、他界後の'92にヒットを出しているので、約40年近くも現役で活躍したというスーパー・スターです。日本での人気は今一でしたが、本国アメリカでは凄まじいほど人気がありました。
 Almost Eighteenは、結構入手しにくいもののようで、良質の音源は意外にも、日本で出たオムニバスCDのが最も音質がいいようです。
 なお、カバーはJimmy Gilmer & The Fireballsが、Sugar ShackのLPでやってました。

Lollipop Lips
2006/05/25(Thu) 22:09:53
 あのConnie Francisの不思議な一品。日本人向けのGirl Popの傑作を沢山残している彼女の作品の中でも極めつけの曲。何せ作者が、Hank Hunter-Stan Vincentのコンビで、彼等はまるで日本人向けに作品を書いていたかのような趣すらある人達なんですね。
 しかしどういう訳かこの曲、アメリカでは出ていたのかさえ分からないという代物。彼女のベスト盤CDにもほとんど入っていないし、当然ヒットもしていない。
 さらに、日本では日本語バージョンのシングル盤しか出ていないという摩訶不思議さ。一時は彼女の英語オリジナル盤は存在しないのではないかとか、いや、発売中止になり日本語バージョンに差替えられたとか、いろいろいわれていました。
 ところが、WinMXで探してみたところ、いとも簡単に英語版が入手できたのでした。存在したのは間違いがなかった、だって当時間違いなくラジオで聴いたことがあったからですね。でも、当時はGirl Pop(そんな分類は当時はなし)なんかより、S & Hばかし聴いてましたから、レコードなんか買う金もなし。で、しばらく経ってから買ったのが、Swedenのガキンチョ・グループ、The Lolliposの英語バージョンなんですね。これがまた、Teen Popみたいでいいのなんのって。ひょっとしてオリジナルよりいいかも知れません。
 ところで、こちらは音源として日本盤シングルとWinMXで入手したものと所有していますが、少し音が違いますね。CDも出ているらしいので、結構面白いかも知れませんね。

Lipstick On Your Collar ( stereo ver. )
2006/05/26(Fri) 21:43:42
 モノラル至上主義の私にとっても、この曲のstereo ver.は非常に面白いのです。それは、CDで聴くと左右の音の分離が非常に良いことにあります。これを、リッピングして、LR別々に保存します。そして、片方のトラックだけをモノラルとしてエンコードして聴く訳です。すると......右トラックはそれほど従来のモノラルと変わりないのですが、左トラックだけを聴くと全く別物に聴こえるんですね。
 音の成分は、中央にヴォーカルとドラムス、右がギターとバックコーラス、左はというと、モノラルではバックに下がりあまり聴こえなかったピアノが一気に飛び出してくるのです。そして、このピアノはリズムを刻んでいるだけですが、まるで独立しているかのようなメロディーを奏でていることに気がつくのです。
 この聴き方は私が大部以前からやっていることで、ソースによっては非常に効果のあるものです。
 こんな聴き方は、オリジナル45'sのみしか聴かない人には到底味わうことのできないものです。

The Kind Of Boy You Can't Forget
2006/05/30(Tue) 23:08:24
 これは、Jeff Barry & Ellie Greenwich, etc.のThe Raindropsのヒット曲で、もちろんオリジナルもいいんですが、後にカバーされたThe Jelly Beansの方が出来がいいんですね。
 オリジナルの方は少しヴォーカルが軽すぎる感じなんですが、カバーの方は若干テンポをダウンさせ、ヴォーカルに重みをプラスした味のあるアレンジにしています。
 The Jelly Beansといえば、I Wanna Love Him So Badのヒットで有名ですが、この曲はさほどよくありません。
 ヒット曲だけ聴いていると、このグループの良さを知らずに終わってしまうんですね。世の中には、ヒット曲しか聴かないという人種がいますので。
 それほどにも、このカバーは出来が素晴らしいのです。ヒット曲しか聴かないなんて、絶対に損すること請け合いの名曲といえます。

Me And Bobby McGee
2006/05/31(Wed) 21:11:05
 OLDIESファンからみた場合、この曲はJerry Lee Lewis、'71-'72のスマッシュ・ヒット曲ですと紹介することになります。それほどにも、この曲のもつイメージを完全にぶちこわし、彼特有節に変えてしまったアレンジ力に脱帽です。
 ポップでのオリジナル・ヒットはJanis Joplin、'71の大ヒット曲ですが、作品としてのオリジナルは'69のRoger Millerなんですね。Rogerもこの頃はもうC&Wでしかヒットしなくなっていたので、それほど話題にならなかったのかもしれません。他にC&WではBobby Bareがカバーしています。いずれもフォーク・カントリーといった味わいが濃いアレンジで、こちらの方が真のオリジナルです。
 作者は、俳優兼(C&W)歌手のKris Kristoffersonで、Krisがこの曲をレコーディングしていたかは不明、ヒット・チャートには登場はしていません。
 それはともかくとして、Jerry Leeの数あるヒット曲、名曲の中でも出色の出来映えの曲。オリジナルやJanisを完全にぶっ飛ばしています。

overdubbed ver.
2006/06/02(Fri) 20:26:24
 これは古い音源に新たな音を加えて新しくしたものです。代表的なものは、Buddy Hollyの作品群で、日本で'63頃にリリースされた、Brown Eyed Handsome Manがあります。オリジナルはBuddy Holly & The Cricketsですが、どうも正式なバージョンとは言い難い音になっていました。どうにもインスト部分の音がショボいんですね。この音源にThe Fireballsのインストをダビングしたのがこのバージョンで、死後でも人気があったイギリスでリリースされたのがきっかけで、日本でも出たものと思われます。こちらの方が、現代的な音として非常に評価が高い作品とされていました。
 他には珍しいものとして、The Beach BoysのSurfin'にダビングしたものがあります。こちらは正式なものではなく、どこかのマニアが勝手に造ったのではないかと思いますが、オリジナルが迫力がなく、特にドラムの音がショボいので、そこを補った音として、変梃なCDに入っていましたっけ。この音が聴けるのも、この変梃なCDのみ。
 最近の傑作では、The Royal TeensのShort Shortsにダビングしてステレオ化したものがあり、これもなかなか出来がいいのです。

Let The Little Girl Dance
2006/06/08(Thu) 20:22:54
 Billy BlandがOld Townレーベルから'60に放った大ヒット曲。Blandといえば、R&B/SoulのBobby "Blue" Blandの方が有名ですが、OLDIESファンは何てったってBillyの方です。
 この曲は、California Sunの作者であるHenry Gloverに、Carl Spencerなる人物が共作したもので、丸くて甘いBillyの声に女性バック・コーラスが絡み、間奏のサックス・ブロウが何とも魅力的な作品になっています。
 残念ながら、この曲の他、3曲ほど小ヒットがあるのみですが、ほぼこの曲のみで、OLDIESの歴史に輝かしい名を刻んでいます。
 データによれば、'54にThe Four Beesというグループを結成し、'55には早くもOld Townレーベルで活動を始めたそうです。遅咲きの人だったんですね。

Twistin' Cricket
2006/06/11(Sun) 15:08:37
 聴きたくて仕方がなかったこの曲、どういう訳かCD化されたものを見たことがありません。この度、レコードの整理をしてシングル盤を取り出しました。そうしたところ、同じアーティストのものが別レーベルで2枚あるではないですか!!忘れていたんですね。
 それでこいつをWAV化するので、キレイにしてから針を下ろしてみて吃驚しました。
 なにが?次のようなことでした。
 Nestor La Bonte-Twistin' Cricket ( Nerstor LaBonte ) ( 45rpm Arvee 5053 )
 Nester La Bonte-Crazy Cricket ( N. La Bonte ) ( 45rpm Rendezvous 178)
という微妙に違う状態なのに、録音は全くの同一で、ただし、プレスの違いで微妙に音も違っているんですね。ネスター・ラ・ボンテというマイナーなアーテイストのオルガン主体のインストですが、実に久しぶりに聴いて、いやあ、やっぱりいい曲だなあとしみじみとしました。ArveeもRendezvousも大ヒット曲を持つレーベルですが、ArveeはLPも出しているので、日本ではともかく、こちらの方がいくらかメジャーでしょうね。リリース時期もほぼ同じ。そうすると、オリジナルはRendezvousの方で、Arveeが再発売するときに、Nester→Nestor、Crazy→Twistin'と変更したものと推測できるのです。
 早速mp3化して、何度も何度も聴いているところです。

The Ventures
2006/06/14(Wed) 21:08:48
 我々の年齢の日本人なら、知らぬ者がいないと思われる彼等。'64のリバプール・サウンドのブームと共に吹き荒れた、所謂エレキ・ブームの立役者でもありますが、それ以前はやはりOLDIESになる訳です。
 CDも沢山リリースされ、手に入らない音源はないかと思われがちですが、意外に初期のシングル・バージョンはCDにも収録されていないことも多いようです。
 今日は、所有している次のオリジナル・シングル盤をWAV化してmp3にエンコードしました。
 The Real McCoy/Cookies And Coke ( Blue Horizon 100 )
 Perfidia/No Trespassing ( Dolton 28 )
 Lonely Heart/Ram-Bunk-Shush ( Dolton 32 )
 Ginchy/Lullaby Of The Leaves ( Dolton 41 )
以上の4枚です。
 CDやLPバージョンとは比べものにならない音です。
 特に、Blue HorizonとPerfidia、Lullaby Of The Leavesが貴重なのです。

Love Me Like Before
2006/06/18(Sun) 21:08:10
 このところのレコード整理で、以前から好きなのに音源が入手できないため聴くことができなかったモノが、続々と聴けるようになりました。
 その中のひとつである、Sam The Sham & The Pharaohsの大傑作がこの曲です。
 とはいえ、何とこの曲は大ヒット曲、Lil' Red Riding HoodのB面なんですね。
 Sam The Shamこと、Domingo Samudio作の自作ですが、彼等らしからぬグッドなPopsになっているのです。
 '60代中期から後期にかけたグループとしては珍しく、サックスをフィーチャーして、これがまたいい味を出しています。
 なのに、当時のLPにはもちろん、比較的最近出たCDにも入っていない貴重なもので、シングル盤でしか今のところ聴くことができないのです。

Twist And Shout
2006/06/20(Tue) 19:11:17
 OLDIESというジャンルからしてみれば、The Beatlesは当然排斥しなくてはならないものですが、とはいえ好きな曲も初期の彼等にはたくさんあります。
 初期は、R & Rのカバーも多く、なかなかの出来映えを見せており、George Harrisonがリードをとった数少ないものとして、Roll Over Beethoven, Everybody's Trying To Be My Babyも、R & Rを最も最後まで愛した唯一のメンバーとして特筆に値するものです。
 しかし、John Lennonのリードによる、この曲とRocl And Roll Musicも素晴らしい出来と思います。
 特にこの曲は、作者がThe Isley Brothersであり、彼等自身Wandレーベルでレコーディングしていることから、永らくこれがオリジナルと思われてきました。それにしては、The Beatlesのバージョンはオリジナルより出来が良すぎます。
 そんなある日、何とオリジナルよりも先にレコーディングされていたものがある資料に載っていました。それは、The Top Notes-Twist And Shout ( first recording '61 Atlantic 2115 )というものだったのです。そして、やっと聴く機会に恵まれましたが、とても同じ曲とは思えないほど酷い出来のものだったのでした。ガッカリしましたね、もし、これがThe Beatlesの元になっていたら凄いことだったのですが......。

Guitar Boogie Shuffle
2006/06/24(Sat) 23:10:41
 シンプルなギター・ロックンロール・インストのスタンダード・ナンバーですねこれは。オリジナルはアコースティック・ギターのArthur Smithでかなり古いものですが、Rockin' Inst.としては、'59のThe Virtues(Hunt 324)で大ヒット(#5)しています。
 最初マイナーのSure 501として'58にリリースされ、その後ABC-ParamountがディストリビュートするGlobe Record Corp.の一部門であるHuntレーベルからリリースされヒットするに至ったものです。
 オリジナルのArthur Smithの外に、'53にNew Guitar Boogie ShuffleとしてThe Super-SonicsというグループのものがRainbowレーベルからリリースされており、これをベースにThe Virtuesが新しいアレンジでレコーディングしヒットしたものです。
 The Virtuesのリーダーは、Frank "Virtue" Virtuosoですがベーシストなんですね。印象的なリード・ギターは、Jimmy Brunoという人で、かなりの早弾きの見事なピック捌きを聴かせてくれます。

Wine, Wine, Wine
2006/06/30(Fri) 21:50:06
 Drinkin' Wineとして古くから有名な曲があります。Rock'n Rollでのカバーも非常に多いのですが、初めて聴いたのは、The Nightcapsというグループのものでした。今から30年以上も前のことです。
 その後オリジナル・シングル盤を入手してみると、
 Nightcaps-Wine Wine Wine ( The Nightcaps ) ( 45rpm Vandan 7491 )
という代物だったのです。
 Wineの後に、「,」が付きません。しかも、作者がThe Nightcaps自身というのも変な話しです。
 かといって、The Beach BoysのSurfin' U.S.A.のような盗作騒ぎは聞いたことがありません。それは何故か? それは、セールス的に大ヒットした訳ではないからです。つまり、全国的には無名に近いので、相手にされなかったから、そんな問題も起きなかったのでしょう。
 してみると、Surfin' U.S.A.は大ヒットした、George HarrisonのMy Sweet Lordも大ヒットした、だから狙われたと見ることもできるのです。

I Fought The Law
2006/07/02(Sun) 14:21:33
 一般的には'66にThe Bobby Fuller Fourが放った大ヒット曲ということで知られています。その後のカバー(The Clashなど)も比較的多く、Rock'n Rollの名曲の1つに数えられています。しかし、オリジナルは別にあり、Buddy Holly亡き後にリード・ヴォーカル担当として加入したEarl Sinksが居た当時のThe Cricketsがそうなのですね。曲の出来映えはオリジナルもいいのですが、The Bobby Fuller Fourのものがあまりにも素晴らしく、オリジナルを凌駕しています。カバーもこちらのスタイルを踏襲しています。
 内容は、貧乏人が真昼に強盗をしようとしたが、法律の方が強かったというかなり荒唐無稽なものです。作者はThe CricketsのメンバーのSonny Curtis。
 ところで、リーダーのBobby Fullerはかなりミステリアスなアーティストで、ストーリーもかなり複雑なものがある人なんですね。恐らく本が一冊作れるほどでしょう。これをメイン・サイトで採り上げるのはかなりハードな作業になりますので、今後断片的にでも登場願うことにしましょうか。
 なお、CDに入っているのはほとんどがステレオのLPバージョンで、シングル・バージョンはシングルでしか聴けないことも多いようです。シングル・バージョンは素晴らしい出来映えですよ。

Mona Lisa
2006/07/10(Mon) 22:48:41
 OLDIESでいうならば、Carl MannあるいはConway Twittyが放ったスタンダードのRock'n Rollバージョンということになります。イメージが異なりますが、両方ともRock'n Rollとして好きな曲です。
 ところで、これを日本語で書くと、「モナ・リザ」か「モナ・リサ」かどちらが正解なのでしょう。試しに自分のHD内に蓄えてあるMona Lisaを検索してみたところ、この文字がタイトルにあるものは、次のアーティストとなりました。
 Carl Mann, Conway Twitty, Hank Ballard, Craig Douglas, Jimmy & The Rackets
 そして、モナ・リザがConway Twitty,Jimmy & The Rackets,Craig Douglas、モナ・リサがCarl Mann, Hank Ballardとなったのでした。辞書で発音を見るとモナ・リザが正しく、また、Lisaという女性名もリザが正しいのでした。しかし、現実にはリサと発音しているものもあるので、曲名として日本語表記するときは、そのアーティストがどう発音しているかで使い分ける必要がありそうです。
 ちなみに、LisaはElizabethの別名なので、理論上はリザが正しい発音であるといえそうです。

For You Babe
2006/07/15(Sat) 20:36:27
 この曲は、'65にThe SpokesmenがEve Of Destructionのアンサー・ソングとして放ったヒット曲、The Dawn Of CorrectionのB面に入っていたものです。彼等は、Eve Of Destructionに反駁するために急遽組まれたグループで、古くはDanny & The JuniorsにいたDavid White、そしてやはり古くから活躍していて後にDavidと組んでプロデューサーとしても大活躍したJohnny MadaraにDJとして活躍していたというRay Gilmoreが加わった3人組なんです。Madara & Whiteといえば、The Sherrys, The Pixies Three, The Secretsなど、ドラミングに特徴があるバックを持つグループのヒット・メーカーとして一時Hit Paradeに君臨した人達なのです。
 ところで、The Dawn〜とEve Of〜との大きな違いは、ちゃんと韻を踏んだ歌詞構成になっていることです。それだけに、意味は非常に難解なものになっています。それを軽いテーマに作り直したのがFor You Babeで、かなり聴きやすく作られています。Folk Rock調とはいえ、元々いい曲が聴きやすくなったのですから、場合によってはこちらの方がお好みかも知れません。Eve Of〜を聴いて気持ちがドヨ〜ンとしてから、その後で必ず聴くと爽快感が味わえますが、歌詞をよく吟味して聴かないといけませんよ。なお、CDで聴くのは多分不可能かも知れません。

Don't Go Away
2006/07/21(Fri) 21:27:02
 まあ格別これといって特徴もないタイトルですね。「行かないで」なんて邦題も日本語的にはイカさねぇなあ...でもね、この曲大好きなんですよ。出所はというと、「ワン・モア・チャンス」で日本では有名、本国で無名。本国では、The Three Chucklesの一員として、ソロではThe Way Of A Clownのスマッシュ・ヒット、また、Steve Lawrenceの大ヒット曲Pretty Blue Eyesの作者として、さらには後にDon CostaのDCP InternationalレーベルでLittle Anthony & The Imperialsのプロデューサーとして脚光を浴びた、Teddy RandazzoのOne More ChanceのB面だった曲なんですね。自身のヒット曲はどちらかといえば暗めのものが多い中、これは文句なしに明るい曲で、テンポもアップでイカしています。
 どちらかといえばTeen Pop的な雰囲気がある人ですが、意外にアクが強い歌い方をするんですね。この曲はそれにマッチしたものとなっています。
 他にあまりこれといった作品は残していませんが、前述のDCP Internationalレーベルから自らも数枚の45rpmを発表しており、ヒットはしていないものの、Happy Endingという曲が結構良かったですね。
 データとしては次のとおりですが、手持ちの資料ではレコード・ナンバーが不明です。(その後に判明しました)
 Teddy Randazzo-Don't Go Away ( B. Barberis-B. Weinstein-D. Fieres-T. Randazzo ) ( 45rpm '61 ABC-Paramount 10247 )

The Collins Kids
2006/08/27(Sun) 14:43:05  WinMXでRockabillyを検索すると大量に発見できたThe Collins Kids、名前から見てガキンチョ・グループというのが一目瞭然で、試しにDLしてみると、まあ、例えばガキンチョで有名なFrankie LymonのRockabilly版的な味わいのグループでした。
 メンバーの一人であるLarry Collinsは、後にギタリストとして独り立ちして、Rockin' Inst.やSurf Inst.を少なからず発表しており、現在でも活躍しているらしい。
 ところが、YouTubeでこれまで見たことがなかったVideoがDLでき、見てビックリ!!何とリード・ヴォーカルが明らかに姉とおぼしき妙齢の女性じゃないですか!!知らなかったとはいえ、なぜこれまで知らなかったかが問題です。しかも、この女性Lorrie Collinsといって、メチャクチャ可愛い女性アーティストなんですね。
 Eddie Cocran, Gene Vincent, Bob Lumanなんかがライブで出ていたTown Hall PartyというC & WのShowがあったんですが、ここに出たときの大量のファイルが入手できたのです。これらはすごく貴重なものですね。
 で、The Collins Kidsの大半は、Lorrieのリード・ヴォーカルに、Larryのギターがかぶさるというスタイルで、これまでガキの声と思っていたのが女性だったとはねぇ......。Videoの重要さを思い知った次第です。

Mid '60's Rock
2006/08/28(Mon) 21:19:16
 単に'60's Rockといわれたりもしますが、私は厳密にMidを付記し、つまり60年代中期に数多く排出し、大ヒットしたものもありますが、人気が持続しなかったものの総称として捉えることにしています。これらの特徴は、あまりRock'n Rollの雰囲気は感じないところにありますが、結構好きなものもあります。
 代表的なグループとしては、The Lovin' Spoonfulですかね。しかし好きなのは、デビュー・ヒットから3曲目まで、The TurtlesはS & Hグループとしてのマイナーな実績があるだけに、実力も飛び抜けています。好きな曲は、She'd Rather Be With Meまで。
 その他、The OutsidersのTime Won't Let Me, Respectable、The Count FiveのPsychotic Reaction、The Sybdicate Of SoundのLittle Girl、The Human BeinzのNobody But Me, Hold On Baby、The SeedsのPushin' Too Hard、Question Mark & The Mysteriansの96 Tears、そして忘れてならないのがThe LeavesのHey Joeなどなどです。
 この中で、LPを通して聴けたのはThe Leavesだけでしたが......。ほとんどが、良いのはヒット曲のみであるのが難点で、LPを聴くと大半はガッカリします。

Dancin' Girl
2006/09/21(Thu) 20:04:12
 The Belmonts後期のunissued versionのひとつで、音源はCDのみのステレオ・バージョン。これを聴くと、何とヴォーカルが全てセンターに定位されています。
 このような音源が、インスト・バージョンに再作成できるチャンスなのです。
 では早速、ボーカルリデューサーでチョイチョイと......おお!!これはほぼ完璧にヴォーカルがカットできましたね。
 不思議なもので、ヴォーカル入りよりも面白く聴くことができました。
 このように、これまで無駄な音源と思われたステレオ音源も有効に活用すれば、OLDIESを聴く幅も拡張されようというものです。
 他の楽しみ方としては、センターの音が大きすぎてバランスが悪いときは、DARU Pitch-Sifter!を使用すれば調節可能です。
 いずれも、VectorからDLできるフリーウェアです。さあ、貴方もLet's Challenge!!

Such A Long Way
2006/10/02(Mon) 22:32:51
 Dion & The BelmotsのThe Belmontsが、単独で同じレーベルのLaurieからリリースした佳曲のひとつで、しかもベストに近い味わいがあります。
 単独では、Sabrina→Sabinaレーベルからのものにいいものがたくさんありますが、Dionと分離した後徐々に新しいリード・ヴォーカルを務めたCarlo色が強くなるので、純粋な「ベルモンツ節」が楽しめるのは、むしろこちらの方なんですね。
 ついでに、別テイクのステレオ・バージョンは、ヴォーカルが全てセンターに定位していましたので、例の方法で完全にインスト化できました。
 出来映えは普通でした。リズム主体の曲ではないので、インストで聴くのには適さないようです。

How Many Teardrops
2006/10/03(Tue) 20:13:25
 Lou Christieの第3弾ヒット曲で、彼の中で最も私のお気に入りの曲です。
 ところでこの曲はCDにはステレオ・バージョンしか収録されていません。したがって、モノ・バージョンはシングル盤かオリジナル・モノLPでしか聴くことができません。
 それはさておき、このステレオ・バージョンは、左トラックがインスト、センターが彼のヴォーカル、右トラックがバック・コーラスという定位になっています。この状況から、これまではバック・コーラスがないバージョンを作成できました。しかし、現在では、ほぼ完璧なインスト部分を取り出すことが可能です。
 方法は簡単で、「ボーカルリデューサー」でセンターを除去、SoundEngineでこれを取り込みLR分割保存する、後はLのみを取り込み編集して保存。
 これで、ステレオ・バージョンから、モノのインスト・バージョンのできあがりです。
 気分転換に最適ですよ。

Deep Purple ( song title )
2006/10/24(Tue) 22:18:12
 OLDIESファンにとっては、グループのことではなく、Nino Tempo & April Stevensの兄妹デュオが'63に放った大ヒット曲のことを指します。
 この曲は元々スタンダードというべき曲で、'34にまずMitchell Parishという人がピアノ演奏曲として作曲し、'39にPeter De Roseが後から詩を付けたものです。'39にはLarry Clinton & His OrchestraがNo.1ヒットさせたという記録があるようです。
 その後、Billy Ward & His Dominoesが'57にNo.20ヒットとなり、さらに'63に彼等がNo.1ヒットさせています。
 ところで、オリジナルは聴く機会がありませんが、Billy Wardのものを聴くとビックリですね、彼等のものとは全くアレンジが異なっていて、まるで別の曲のようです。
 曲調は不思議な感じがするもので、Popでもなく、Rock'n Rollでもないし、かといってC & Wでも、また当然R & Bでもないジャンル不明な不思議曲です。
 ところが、これをmp3プレーヤーで何度も聴いていると、その不思議な魅力に、魅入られたようについ何度も何度も聴いてしまうのです。
 このあたりが、地味な曲調ながら、大ヒットした要因かなと思われるのです。

The Happy Organ
2006/10/27(Fri) 22:01:46
 黒人のオルガニスト、Dave "Baby" Cortezが放った'59のインスト大ヒットです。あまりにも有名すぎて、ちっともマニアックじゃないですが、この曲は構成が素晴らしくいいのですね。つまり、リードのオルガンとバックのドラムスやギターとのコンビネーションがバッチリとれているんです。
 マイナー・レーベルのClock 1009としてリリースされ、ディストリビューターはMercuryレーベルでした。後にはMercuryのナンバーでも作品がリリースされています。
 この曲の外に、Rockin' Inst.として楽しめるのは、同レーベルでは、The Whistling Organ, Deep In The Heart Of Texas, Catnip, Tootsieなどがあります。
 その後は、'62にChessレーベル傘下のJuliaレーベルから、Rinky Dinkを再び大ヒットさせます。ヒットとしては、'66のRouletteレーベルのCount Downが最後ですが、Chessに移ったあたりから、R & B色が濃くなり、Rockin' Inst.としての良さは失われてしまいました。
 カバーは、Dartell StompのThe DartellsがDotのLPでやってましたが、残念ながらオリジナルにはかないませんでした。

Shakin' And Stompin'
2006/10/29(Sun) 21:16:06
 '59にスマッシュ・ヒットとなったRockin' Inst.のRockin' Cricketsというのがありましたが、この曲はそのB面に入っていた曲。何とRockabilly系のRock'n Rollなんですね。
 レーベルには、The Hot-Toddys Featuring Big Johnとなっているので、ヴォーカルがこの人なんでしょうけど、データ的には何にもないんですよ。
 一応、レコード・ナンバーとしてShan-Todd 0056でリリースされ、のちにCorsicanとレーベル名が変わってからも、同じ番号でリリースされています。
 で、このThe Hot-Toddysはのちに、The Rebelsと名前を変えますが、Duane Eddyのバック・バンドと同じためクレームでも付いたのか、The Buffalo Rebelsと再チェンジ、更にSwanレーベルからWild Weekendが再発売されるにいたりThe Rockin' Rebelsと変え続けます。Wild Weekendは'62に再発売され'63にかけて大ヒットしたものですが、オリジナルは何と'60にMar-Lee 0094としてリリースされていたものなのです。
 まあ、グループのことは複雑怪奇で長くなりますのでこのくらいにして、この曲なかなか調子がいい、Good Rock'n Rollに仕上がっています。

Pushin' Too Hard
2006/11/17(Fri) 23:29:12
 '60代後半、正確には'66/12/24付けBillboard Hot100にチャート・インし、36位まで上昇、日本盤も発売されたThe Seedsのスマッシュ・ヒットです。
 Sky Saxon(Real Name:Richard Marsh)というベース・ギタリストがリード・ヴォーカルを担当するという珍しいグループで、リード兼リズム・ギター、キーボード、ドラムスの4人編成の所謂Garage-Rock bandですね。
 この曲のいいところは、テンポがいいこと、同じメロティー&リズムの繰り返しに終始しながら、間奏のリード・ギターが結構長くイカしていることにあります。
 ところでこの曲が、何と現在見ている「LOST」のバックに流れていたのでビックリしました。島の中にある施設が、一種のシェルターとして恐らくは'60年代後半以降に建設されたまま時間が止まったようになっており、CDではなく沢山のアナログ・レコードがかけられます。
 その中の1曲として、確認されたのでした。

Give Him A Great Big Kiss
2007/01/09(Tue) 22:18:12
 復帰後初の記事です。最近の楽しみはやはりYouTubeですね。まあ毎日というわけでもないですが、時々思いついたときに検索してみる訳です。
 運がいいと、とんでもないものを見つけることがあるんですね。しかし、野放図にDLしているとHDDがいっぱいになるのは要注意です。
 ところで、面白いのは何も有名なアーティストばかりじゃないのですね。今日何となく見ていて、ホウと思い見てみたところこれがなかなかにイカしているじゃないですか。
 Rhian, Cara & Vanessaという若い女の娘3人組のGive Him A Great Big Kissなんですね。そう、The Shangi-Lasの中でも最もGirl Popらしい曲で、これが振りもオリジナルよりいいくらいに決まっていて、何度も見てしまいましたよ。ついでにオリジナルの方もCDを出してmp3化して聴いたところです。
 The Shangi-Lasは登場したのが'64(それ以前があるにはあるけれど)なので、所謂、Girl Popらしい作品をあまり残していないのは残念ですね。リード・ヴォーカルの声質はGirl Popにうってつけでしたけどね。

In Dreams
2007/01/18(Thu) 21:47:22
 Roy Orbisonの初期作品で最も好きな曲がこれ。一般のOLDIES FANに人気なのは、Blue Angel、でも大ヒットしたのはOnly The Lonelyなんですね。
 後期は、何と言ってもCry Softly Lonely One、この曲ひょっとしたらRoyの曲で一番好きかもしれません。
 で、今日YouTube見ていて、何とあのTom JonesがIn Dreamsを演っていたんですね。出だしが低くて、徐々にアップしていくタイプ(最大の曲は、Gene PitneyのI'm Gonna Be Strong)の曲なので、最後が心配されましたが、ダイナミックに歌い上げてました。
 Tom Jonesという人は、そもそもOLDIESとはほとんど関係ない人なので、まったく音源すら持ってませんが、YouTubeからはDLしましたよ。結構面白いかも?

Gary U.S. Bonds
2007/01/26(Fri) 19:44:54
 Legrandというマイナー・レーベルから、New Orleans, Quarter To Three, Dear Lady Twistなどの大ヒットを出した彼は、OLDIES界でも大スターの一人です。
 特に、New Orleans, Quarter To Threeの2曲は、後年もカバーされることが多く、New OrleansはEddie Hodgesがリバイバル・ヒットさせたし、The Strangelovesもカバーしているし、Quarter To ThreeはあのSir Douglas Quintet ( Doug Sahm )がグッド・カバーを残しています。
 そして、彼の作品の中でも最も好きなのが後期の作品である、Havin' So Much FunとWhere Did The Naughty Little Girl Goの2曲なんですね。
 特に、Where Did The Naughty Little Girl Goは抜群に良い出来ながらヒットしなかったという曰く付きの曲。
 どちらもスタイルは、Quarter To Threeに似たOLDIESっぽいものです。
 '80年代にヒットしたThis Little Girlもなかなかの出来映えでした。

Little Girl Don't You Understand
2007/01/30(Tue) 21:14:55
 Do You Want To Dance(Josieレーベル)の大ヒットを持ち、かなり長期間ヒット・チャートに登場していたBobby Freemanのベスト・ロッカーがこの曲です。
 系統的には、2曲目のヒットとなった正当派Rock'n RollのBetty Lou Got A New Pair Of Shoes('58,Peak Position #37)と同系統のものながら、出来はこちらが上。
 しかし、ヒットしていないんだなあ、これが。シングル化はJosieとしてはかなり後期の方で、スタイルが古いので当初はLPリリースのみだったのかも知れません。
 弾むようなリズムが良く、間奏のリードギターとサイド・ギターが刻む巡回も見事にマッチしています。
 Do You Want To Danceはロックンロール・クラシックとしてカバーも多いので、別の機会に採り上げようと思っています。

Starlit Night
2007/02/06(Tue) 23:03:35
 Starlit? Starlightの間違いか? と一瞬思ったタイトルです。
 Starlightは、名詞で星明かりという意味で、これの形容詞がStarlitという訳です。
 さて、この曲はかなり出来がよい白人ヴォーカル・グループのスタイルで、演っているのはThe Emotionsというグループ。別名、The Four Graduatesで、後にSee You In Septemberの大ヒットを出す、The Happeningsの前身になるグループです。
 The Emotionsも随分と同名異グループがおりまして、整理しないと何が何やら訳が分かりませんが、そこまでやる気もなし。
そんなことよりも、この曲は一聴に値する曲ですので、チャンスがあったら是非聴いてみてください。

I Want Candy
2007/02/09(Fri) 20:34:11
 まだまだNew Hitを追い求めていた'65、大ヒットしながら日本では発売されず悔しい思いをしたのが、The Strangelovesのこの曲なのです。ステディーなドラムスが魅力的でした。
 当時としては斬新なリズムだと思っていましたが、実はこれBo Diddleyのリメイクみたいなものだったんですね。その他同じリズムなのが、Johnny OtisのWillie And The Hand Jiveで、両者ほとんど同じ曲だといえました。
 さて、このグループ古くは'64にはSwanレーベルからI'm On Fireの小ヒットを出していました。とはいえ全国的なヒットではないので、知る由もありませんでしたけどね。そして、何とI'm On Fireはあの御大Jerry Lee Lewisが自らのスタイルでSmashからリリースし、こちらは全国的ヒットとなったのでした。これまた、Jerryのベスト・レコードの1つです。
 I Want Candyはというと、日本ではイギリスのBrian Poole & The Tremeloesの盤がシングル・リリースされ、仕方なくこれで我慢していましたっけ。もちろん、こちらのバージョンも悪くないんですけどね。
 作者はプロデューサーとしての方が有名な、Bob Feldman-Jerry Goldstein-Richard Gottehrerのコンビで、メンバーも彼等だったのですね。そして、Burt Bernsと組んで設立したBangレーベルから、The McCoysというスターを生み出したのも彼等コンビのなせる技だったのです。

Just A Friend
2007/02/27(Tue) 21:46:53
 今日ふと思い立って、あるキーワードでマイHDDを検索しました。検出されたのは、Allen ReynoldsのJust A Friendという曲。この人は古くはDickey Leeの作品に共作者として名を連ねていた人ですが、後にひとりで作ったFive O'Clock WorldがThe Voguesによって大ヒットして有名になります。
 ところで、Allenが歌っているとされているJust A Friendを聴くと、何とDickey Leeとのデュエットになっているではないですか!!
 しかも、何か聴いたことがあります。待てよと思い調べてみると、Dickeyが放ったスマッシュ・ヒット、Don't Wanna Think About PaulaのB面に入っていた曲なのでした。
 さてと、レコードが出せないので確認できませんが、Dickeyのよりもこちらの方の出来が格段にいいように思うのですが......。

Just A Friend (2)
2007/03/20(Tue) 22:00:40
 どうにも気になってしょうがなかったこの曲。幸いにもDickey Leeのシングル盤が見つかったので、早速聴いてみました。
 よく聴くと、Allen Reynoldsがバックに参加しているようです。Allen名義で発表された方は、ほぼ完璧なDickeyとのデュエットになっていましたが、こちらはあくまでもバッキングの様です。
 ところで、この曲の作者は驚いたことに、AllenとDickeyの共作ではなく、AllenとJohnny Surberなる人物との共作でした。
 Allenのレコードがないので確実なことはいえませんが、この辺りから推察すると、Allen名義でリリースされたものは実在するようです。
 そして、Dickeyが人気を獲得してから、想い出のしかも出来のいい、しかし、少し地味なこの曲に対する思い入れから、再録音したものと思われます。
 曲のスタイルからみれば、Allen名義のものは'61〜'62にリリースされているはずです。しかし、DickeyはSun時代にDreamy Nightsという曲で、自らのスタイルを確立していたことからすれば、なぜAllenとのデュエットをAllen名義で発表したのか疑問です。
 いずれにしても、Just A FriendはこれまでOLDIES FANの話題になることも皆無でしたから、隠れた名曲であることは間違いありません。

No Vocal Ver.
2007/04/05(Thu) 22:32:23
 Pcで時間がかかる作業しているときは、BGMでOLDIESを聴いたりしていますが、今日は何となくDel ShannonのRunaway (alt. stereo ver. )を聴いていて、ハタと膝を打ちました。Vocalがセンターに定位しています。これならひょっとして、インスト部分のみを抜き出せるかもとね。
 早速実行してみました。完全にとは行きませんが、まあまあの出来で、vocal reduce ver.、つまりno vocal ver.ができあがりました。
 この曲は、Max CrookのMusitronという所謂Organが抜群に出来が良くて、恐らくこれがなければあれほどの大ヒットにはならなかったろうと思われるものです。
 それを手軽に堪能できるのですから、PCの進歩だけは有り難いものです。

Lyrics (Don't Want You Crying)
2007/04/12(Thu) 23:07:16
Don't Want You Crying-Danny Hargrove(incomplete)

Uh...... Don't want a everything, You crying over me, I'm so in love with you
Don't want I make you blue, Don't want be the one, Who call that you will cry
Just want you havin' fun, With me right by your side
No I, I don't want you crying
(*)Over me for anything I do
'Cause I, I just feel like dying, If I should never make you blue
Uh......
Each time you in my heart, I fill to your embrace
And when I think of you, I see an angel face
An angel from above, sent me belong
Someone for me the one to set my heart aglow
So I, I don't want you crying
(*)

以上、mp3で聴き取ったもので不正確ですが、あんまりいい曲なので、何とか一緒に歌えるかも??

The Diamonds with Maurice Williams
2007/05/27(Sun) 14:41:58
 YouTubeで見つけたビデオ・ファイルですが、何と比較的最近のと思われるもので、The Diamondsがオリジナル・メンバーで再現したLittle Darlin'に、作者のMaurice Williamsも参加しているというものがありました。
 言わずと知れた名曲ですが、オリジナルはMauriceをリーダーとしたThe Gladiolasで、The Diamondsのはカバー・ヒットです。(The Gladiolasは後に、Maurice Williams & The Zodiacsと名を変え、Stayを大ヒットさせます。StayもThe Four Seasonsによってリバイバル・ヒットしています。)
 しかし、アレンジが全く異なり、The Diamondsの方がオリジナルと言っても過言ではないほどの良さでした。
 当時は、R &Bでヒットしたものを白人ヴォーカル・グループがカバー・ヒットさせるというパターンが非常に多かったのですが、これらはまだ人種差別がかなりあった頃のことです。オリジネーターの方は、当時随分と悔しい思いをしたことでしょう。
 しかし、Lttle Darlin'に限って言えば、カバー盤の方がずっと出来が良く、そのため歴史に残る名曲となり得たものと思います。
 長い年月を経て、人種差別もそれほどでもなくなり、こうして一緒にリバイバルしているところはまさに感動ものでした。

The Lion Sleeps Tonight
2007/05/30(Wed) 19:57:26
 これも名曲だなあ。何も言うことなし。ただし、原曲のWimowehを聴く機会なんて滅多にあるものじゃなし。これまで聴いたこともなし、聴きたいとも思わず。
 それが、YouTubeをうろついていて偶然見つけたのが、The Tarriersというかなり古いフォーク・グループのもの。The Kingston Trioのもあったけど、これは出来が良くなかった。
 で、The Tarriersので初めてオリジナル・ソングとして聴いたんだけど......、ほとんど違う曲だったのです。
 確かに全く同じフレーズが出てはくるけど、単にそれを繰り返すだけで、つまらなかったね。
 一方、The Tokensの方は残念ながらリバイバルものしかなかったけども、ヴォーカル・グループ・サウンドとして、実に良く完成していたものと再確認されたのです。

Who Needs It
2007/07/11(Wed) 23:25:35
 The Rivierasの続きは後日ということで、今日は別の話題です。
 Who Needs Itは、Louisiana Mamaは別格として、Gene Pitneyの隠れた名作として、私が凄く好きな曲です。
 彼はイギリスでもかなりの人気があり、'64にはThe Rolling Stonesのsong makerであるKeith Richards-Mick Jaggerが作ったThat Girl Belongs To Yesterdayをヒットさせていますが、このB面に入っていたものです。一応Billboard誌の131位にランキングされているので、B面ヒットということになります。
 ところで、この作者がL. Beadle-R. Conradのコンビなんですが、フル・ネームが分かりません。まさかとは思いつつ、Beadle-Conradのキー・ワードでWEB検索すると......何と少しですが情報がヒットしました。このいくつかを見ていると、ビックリ。イギリスのアーティストで、Jackie & The Raindropsというのがいまして、このレインドロップスのリーダーがLen Beadleであるとのこと。さらに見ていくと、ConradはRobert Conradで別名Peter Callanderなのでした。Robert ConradといえばアメリカのハンサムTV俳優がいましたね。もちろん別人でしょうけど、これで、この曲の作者のフル・ネームが判明したのです。さすがはインターネットといったところです。
 では、このマイナーな曲の歌詞を、当時の日本盤ジャケットに載っていたものを参考に聴き取った結果を記しておくことにします。
Who Needs It (Len Beadle-Robert Conrad)
by Gene Pitney

A girl does the thing that will take all your dough
Who needs it
A girl in your arms is a tale of a woe
Who needs it
She'll take all your dough then away she'll go bow wow bow wow
Who needs it, Nobody needs it as much as I need it now

A girl never goes where you want her to go
Who needs it
A girl never shows when you want her to show
Who needs it
She'll give you a date and she'll make you wait and how
Who needs it, Nobody needs it as much as I need it now

Hey girl, Hey girl
Hey girl, Hey girl
Hey girl, Come on
Hey girl, Come on
Hey girl I need you now

Hey girl you're a devil with an angel face
Who needs it
You'll give me the eye then you'll lead me a chase
Who needs it
You'll give me the eye then away you'll fly bow wow bow wow
Who needs it, Nobody needs it as much as I need it now

Hey girl you're a devil with an angel face
Who needs it
You'll give me the eye then you'll lead me a chase
Who needs it
You'll give me the eye then away you'll fly bow wow bow wow
Who needs it, Nobody needs it as much as I need it now
Who needs it, Nobody needs it as much as I need it now

Skin' Divin'
2007/07/21(Sat) 00:39:43
 日本盤の45'sを整理していてThe AvonsのSkin Divin'が出てきました。これは以前、Helen ShapiroのWalkin' Back To Hapinessを入手したときB面に入っていた曲です。
 このグループは後にイギリスのカバー専門の男女混合グループだということが分かったのですが、そこまででした。
 Skin Divin'は作者が、Poetry In Motionを作ったPaul Kaufman-Mike Anthonyのコンビで、彼等はなかなかTeen Popな曲を作っていて、この曲もかなり良い出来の曲です。
 作者がアメリカですから、オリジナルもアメリカのアーティストな訳です。しかし、ヒットはしていないし調べようがなかったのですが......ところが偶然それが判明しました。
 何と'65にConcrete And Clayのスマッシュ・ヒットを出したEddie Rambeauが、'61にSwanレーベルから出したデビュー曲だったのです。Concrete And Clayは当時イギリスのUnit Four plus Twoにランクでは負けてしまい、日本でもレコードは出ませんでしたからあんまり話題にはなりませんでした。
 時代も'65ということで、所謂オールディーズっぽい曲でもなく、ファンの間でも人気はサッパリでしたね。いずれはEddieのものも聴いてみたいSkin Divin'ですが、The Avonsのはかなりいいですよ。
 データ:
 12-'61 Avons-Skin Divin' ( Paul Kaufman-Mike Anthony ) ( Columbia LL-3043 )JP
      '61 Eddie Rambeau-Skin Divin'/( Her Name Is ) Toni ( Swan 4077 )US

Dion
2007/07/22(Sun) 19:16:02
 レコードの整理をしていて、作者名のフル・ネームを知ろうとWEB検索を始めてから、いろんなサイトを見つけ、その副産物の豊富さに驚いている今日この頃です。
 ところで、DionのColumbia盤を整理していると、途中から本名を名乗るようになり、同時にスペルに微妙な違いが出ていることに気が付きました。
 彼の本名がDion DiMucciであることは確実なのですが、本名を名乗ったとされるDonna The Prima Donnaのアーティスト名は、Dion Di Muciなのです。DiMucciのDiが切り離され、さらにcがひとつ減っています。
 ところが、同時期の作者名はDion DiMuciとなっているのです。私が所有しているシングル盤はいずれも日本盤なので、スペルの誤りもあることから、イマイチ確定できないでいます。
 Donna The Prima Donnaの外盤LPには、Dion Di Muciと記されていますので、これが正解であることは間違いないとしても、作者としてのクレジットは異なる場合もあり、確定的なことはまだ不明です。

Johnny & The Hurricanes
2007/07/23(Mon) 18:26:33
 友人がCDを送ってくれたのを機会に、現在所有している音源の整理として、作者名のフル・ネーム化を実行しました。
 例によってWEB検索の他、以前から所有しているCDやLPその他も出してみて、驚いたことがあります。
 彼等の作品の大半を書いているのは、Tom KingとIra Mackのコンビなんですが、このうちTomは、(Tom King & )The Starfiresというインスト・グループでプレーヤーとしても活躍し、後にThe Outsidersと名を変えてTime Won't Let Meを大ヒットされるというところで、これはまあ以前から予測できたことでした。
 しかし、もう一つは、以前から所有しているCD(西ドイツ盤)では、作者のIra Mackがそっくりグループ・リーダーのJohnny Parisに置き換えられていたのです。これからみれば、Ira MackはJohnnyの変名ということになるのですが、WEB検索でも確かなことは分かりませんでした。
 さらに、プレーヤーであるTom Kingは、彼等のレコーディングには参加していないのか?という疑問があります。
 また、彼等の音源はまとまってCDでなかなか入手がしにくいということです。それでも、WE検索で見た限りでは結構出てはいるみたいなのですが......。
 最後に、レコードとCDの音質ですが、これはもう圧倒的にレコードの方がいい音です。聴いてみるとすぐに分かるほどです。CDはほとんどが、くぐもったような音になっていますので。
 まあ、これらの謎はこれからおいおいと調べていくことにしましょう。

Reprise
2007/07/28(Sat) 15:29:46
 かつてRepriseというアメリカのレコード会社が存在していました。日本では、日本ビクターが同レーベルのままリリースしていました。
 ところが、この語を「リプリーズ」と発音していたのです。英語なら「リプライズ」と読むのが正解です。しかし、英和辞書には「リプリーズ」の発音は載っていません。長年の疑問でした。このレーベルには、Frank Sinatra, Dean Martinなどの大御所が所属していました。また、R & Rもかなりのものをリリースしていました。ですから、マイナー・レーベルではなく、むしろメジャー・レーベルであるとさえいえたものです。
 それが、今日何となくですが、疑問が解けたようなのです。それは、Surprise Kawaiiという洋菓子があるそうですが、これを「シュープリーズ・カワイイ」とフランス語読みで発音していたのです。
 Kawaiiは、もちろん若い日本人女性が海外でも、無意味に「やだ、かわいい」などと叫ぶのを乱発した結果、どうも現地語とはニュアンスが異なることに気が付いた現地人が、使い始めて定着してきたというものらしいのですね。
 まあ、これはこれで面白いのですが、私としてはSurpriseをシュープリーズと読むのに仰天した訳です。
 これでいえることは、Repriseをリプリーズと読むのもフランス語読みであったということです。

Puddin N' Tain
2007/08/07(Tue) 22:14:46
 かつて大好きだったこの曲ですが、このところ音源から遠ざかっていました。それが今日シングル盤がみつかり、懐かしくてWAVファイル化しました。
 鬼才のPhil Spectorが設立し、一世を風靡したPhilesレーベルですが、抜群にいい曲はそれほど多くはありません。
 Bob B. Soxx & The Blue JeansのWhy Do Lovers Break Each Other's Heart ? ( Philes 107 )'63, #38がかなりいい出来と思っていますが、大ヒットには至っていません。
 そして、The Alley CatsのPuddin N' Tainですが、タイトルは正確には、
 Puddin N' Tain ( Ask Me Again, I'll Tell You The Same )
 とかなり長いもの。
 さて、彼等は前述のBob B. SoxxことBobby Sheenと、Gary Pipkin, Chester Pipkin, Sheridan Spencer, Brice Caufield, James Barkerの6人組のDoo-Wopスタイルのグループです。
 Billboard誌の'63/01/12に初登場し、その後43位まで上昇した、まあスマッシュ・ヒットしたというところですな。
 ところが、前身もなければ、レコードもこれ1枚こっきりしか出ていません。サウンドは完璧でヒットしたにもかかわらず、1枚だけというのはどうにも解せませんね。
 恐らく、Phil Spectorの悪い癖、しかも最悪な悪い癖である、所謂お遊びで作られた、という感じがしてなりません。
 そんな不遇な彼等でも、この曲の作者はメンバーのBrice Caufield, Gary PipkinにAlonzo Willisが共作したもので、Philの世話にはなっていないところがいいところです。
 なお、アレンジャーはJack Nitzscheですが、へぇーこんなアレンジもするんだねと感心するほど完成されたサウンドです。

Don't Put Onions On Your Hamburger
2007/08/08(Wed) 20:08:36
 Don't Put Onions On Your Hamburgerという風変わりなタイトルの曲ですが、遙か以前にJim Pewter Showのオープニングで聴いて以来、曲名とアーティストが分からずモヤモヤとした日が続いていました。
 今日はあることからWEB検索によって、遂に最終的な疑問が解けたのです。いやあ、実に嬉しいことです。このことを話題にせずにはいられません。
 元々、Back To The Rock誌を始めるかなり以前、神谷氏と情報交換するようになったある日、彼がこの曲が入ったオムニバスLPを入手しました。そのLPはかなり珍しいもので、何とBigtopレーベルからリリースされたものだったのです。
 当時は神谷氏もコレクターの一人でしたから、このLPを大事にはしていたと思います。そこで考えられたのは、このLPを録音させてもらうことでした。当時は、オープン・リール・テープによる録音がベストのサウンドでしたが、丁度カセット・テープに変わりつつある頃で、なかなか録音させてもらえなかった。
 そうこうしているうちに神谷氏はこのLPを手放してしまったのでした。
 もちろん、他の収録曲は特に珍しくもなかったのですが、彼はこの曲を何とも思わなかったらしく、しかし、珍しいので誰かと交換でもしてしまったのかも知れません。今となっては詳細は不明です。
 音を取り損ねてガッカリし、それから何年もの月日が過ぎ去りました。その後私もPCを始めるようになり、WEB上で公開しているファイルを収集し始めていました。
 そんなある日、あるファイルをゲットして聴いてみたところ、何とこの曲だったのです。しかし、ファイル名は曲名になっていない変梃なものでした。しかも、音はRIAAを無視した聴くに堪えないものにエンコードされたmp3ファイルだったのです。
 これをWAVファイルに変換して、SoundEngineを使用して音を整え、漸く聴くことができるまでになったのでした。
(続く)

Don't Put Onions On Your Hamburger (2)
2007/08/09(Thu) 22:23:31
 さて、この曲を誰がやっているのか??不覚にも神谷氏が所有していたときのLPのデータは書き写していませんでした。記憶に頼るとしても確実なところは分かりません。また、この曲がシングル盤で出ていたという確証もありませんでした。
 アーティストは、記憶でいうなら、The Del Woods, The Dell Woods, The Delwoods, The Dellwoodsのどれかであるところまでは特定できていますが、これ以上はレコードがないとはっきりしません。もちろん、レコード・ナンバーも分かりません。
 それが、WEB検索のおかげで判明したのです。データは次のものでした。

 Del Woods
  Bigtop 3137 Her Moustache
   '63     Don't Put Onions On Your Hamburger

 このデータで見る限りではB面ですね。Her Moustacheは聴いたことがないので何ともいえませんが、Don't Put Onions On Your Hamburgerの出来の良さを考えるとこちらがA面でも良さそうに思えます。
 スタイルは、白人ヴォーカル・グループのスタイルで、テンポはミディアム・ハイくらい。典型的なOLDIESコードとバックコーラスを伴って歌われています。

 ところが、ここで問題が噴出してきたのです。実は前回の記事の後に、実に珍しくコメントがありました。その主Frankieさんによると、

 Dell Woods
  BigTop 3127 Don't Put Onions On Your Hamburgers
   '62     Her Mustache

であるとのことでした。何しろ私はレコードを持っていませんから確認のしようがありません。また、Frankieさんの情報が正解なら、Web Siteの方が間違えていることになり、事は重大になってきます。
 なお、別のサイト(ブログ)によれば、The Dellwoods, Don't Put Onions On Your Hamburger, Bigtop 3137であるとなっていました。

 さて、その後Frankieさんから回答がありまして、さらに正確なことが判明しました。今のところの正確なデータです。

 Dell Woods
  Bigtop 3137 Don't Put Onions On Your Hamburger
   1/'63   Her Mustache

 という訳で、後は作者が正確に判明し、マトリックス・ナンバーが分かれば一応のデータは完成です。結局、別のサイト(ブログ)もグループ名には誤りがあったことになります。
 なお、Bigtopレーベルについては、Big Topとの表示も見受けられます。私自身も当初はこのように表記していました。
 しかし、シングル盤には間違いなくBigtopと記載されていますので、これで統一しています。LPのジャケットにはBig Topとなっていて、レーベルはBigtopです。データのどれを信頼するかは、各自の考え方があると思いますが、私は基本的にレーベルを第一に考えていますので、Bigtopという表記にさせていただいています。


Johnny & The Hurricanes (2)
2007/08/12(Sun) 13:24:44
 45'sのDiscographyを作成し整理し始めてから、何となく何かの流れが頭の中にできたように思われます。
 ところで、彼等の45'sを見て、これまで収集したファイル等と比較してみると、意外なものがシングル化されていないのが判明しました。
 そのうちかなり出来がいいのが、
 Happy Time
 Milkshake
 の2曲なのです。
 Happy Timeは一時Rebel Rouserと誤ってWEBに流されていたのを見たことがありました。このファイルは音質も悪く、しかもイントロのエンコード・ミスもある最悪なものでしたが、かなり出来がよく、なんて曲だろうと不思議な思いをしていました。
 図らずも、自分のレコードを整理して、Warwickの1枚目のLPを持っていたことに気が付き、それをWAV化していてその曲が何であるのかが分かったという、笑えない出来事でした。
 つまり、すっかり忘れていたということなのですね。
 一方、Milkshakeは廉価CDに入っていて、これもそれほど音質は良くないですが、テンポは少々遅いけども、相変わらず味のあるサックスとオルガンの絡みが秀逸な曲です。
 彼等は、Twirlという超マイナー・レーベルからRed River Rockを'58にリリースし、それがMorty CraftのWarwickレーベルに注目され、'59に再リリースして大ヒットしたのでした。
 その後、Bigtopへ移籍後'61でヒットはなくなってしまいましたが、'65のMalaレーベルまでのシングル盤は判明しています。
 いずれ、サイトで公開することも考えています。

Heavenly Bliss (2)
2007/08/13(Mon) 21:40:02
 以前紹介した曲の再登場です。
 その理由は、前回グループ名を誤読、誤記をしていたことに気がついたからでもあります。
 前回の記事を見ると、'60代後半にヒットを出したグループThe Classics IVや、Till ThenのThe Classicsを引き合いに出していました。
 しかし、Heavenly Blissの方は、The Classic IVなのでした。そうです、複数形になっていないのです。
 このことからも、恐らく何の関係もないグループだと思われるのですが......。
 ところで、もう少し詳しいデータが分かりましたので、載せておくことにします。

 Classic IV
  Twist 1004 Heavenly Bliss ( Robert Camardella-John Delagol )'61

 作者が聞いたことのない名前なので、あるいはメンバーの名前かも知れません。
 楽器の音があまり前面に出てこなくて、僅かにピアノが聴こえ、後はヴォーカルとドラムの音くらい。こんなスタイルですから間奏もなしで、そのままエンディングへなだれ込んでいきます。ヴォーカル・グループによくあるサックスを使用していない点から見ても、明らかに'50年代のグループとは一線を画した音造りです。
 とにかく隙がないいい曲です。

Take A Chance On Love
2007/08/17(Fri) 00:24:30

 どこかで見つけていたこの曲。恐らく最初聴いたときは印象が薄かったのか、ゲット後忘れていまして、何となく検索していたところ表示されたので聴いてみたらかなりいいんですよね。
 少々ビックリして、早速WAV化したものの、いまいちスペックが上がりません。そこでSoundEngineで音質を改善して何とか聴けるようになりました。
 グループ名は他にもよくあるもので、西部劇のヒーロー"Billy The Kid"を捩ったものですね。
 さて、聴けば聴くほどよくなるこの曲、年もレーベルもいっさい不明でいたところ(年はスタイルから'61〜'62と推測)、あるWEB検索で偶然見つけたサイトの45'sデータを何となく見ていたら、何とAlle-Oopの大ヒットを出したLuteレーベルから、'61にリリースされたことが分かりました。
 年の推測はあっていましたが、まさかLuteレーベルとは恐れ入りました。Alley-Oopのような変梃なものを出したレーベルから出ていたとはね。
 ついでに、作者名も判明してデータはより完璧になったので、載せておきます。

 Billy & The Kids
  Lute 6016 Take A Chance On Love ( Steve Gold )
    '61    The Way It Used To Be ( Unknown )

Handy Man
2007/09/08(Sat) 00:04:08
 これは絶対に、Del Shannonの方がいいよなあ。オリジナルはJimmy Jonesで大ヒットしたんだけど。
 DelがAmyに移籍してから初のスマッシュ・ヒットとなったもので、当時東芝のステーツサイド・レーベルから突然リリースされ、それまであまりコレクションの対象としていなかった、ていうか、郷里の秋田で新しいヒット・ソングを買っていた頃は、既にDelは忘れれられかけていたアーティストでした。
 ジャケットにも解説がなく、歌詞だけが掲載されていました。その頃のBillboardやCash Boxなどのランキング・データは、唯一の洋楽雑誌「Music Life」のみが頼りという状態で、ラジオも「9500万人のポピュラー・リクエスト」のみ、アメリカの最新ヒットはほとんどが10位内に入ったものくらいしか紹介されていませんでしたから、この曲が出たのはそれこそ突然降って湧いたようなものでした。
 何の気なしに買って聴いてみてビックリ、いいのなんのってぶっ飛びましたね。
 で、オリジナルは聴いたことがなく、Good Timin'のJimmy Jonesだからきっといいんだろうと思っていましたが、後年になって聴いてみてガッカリしたものです。
 それではもし、Delが彼のアレンジでGood Timin'も演っていてくれていたとしたら......永遠に果たせない夢のレコードになってしまったのでした。

 データ:
 Del Shannon-Handy Man ( Otis Blackwell-Jimmy Jones-Charles Merenstein ) ( 6-'64 #22 Amy 905 )

Miss America
2007/09/14(Fri) 12:33:55
 この曲は自前サーバーで3年ほど前に紹介していた曲です。そのときの内容は、

 Dante & The Friends-Little Miss America
 The Beach BoysがLP''Surfin' Safari''でやっていた、彼らとしては初期のOLDIESっぽい曲のオリジナルがこれ。スタイルはThe Elegantsの流れをくむもので、かなりのできの一品。(04/03/06)

 というもので、音源はWEBで入手、恐らく何かのCDに入っていたもので、音質はかなり良かったのです。
 The Beach Boysのデータは、

 Beach Boys-Little Girl ( You're My Miss America ) ( Vinny Catalano-Herb Alpert ) ( LP 10-'62 Capitol T 1808 )

 でした。
 この時点でオリジナル音源は、レーベルとリリース・デイトが不明でした。
 ところが、最近あるアメリカのサイトで正確な詳細が判明したのです。
 まず、データですが、

 Dante & His Friends-Miss America ( Herb Alpert-Vinny Catalano-Don ''Dante'' Drowty ) ( '62 Imperial 5827 )

 というものだったのです。
 リリース・イヤーは'62と妥当なところですが、驚いたことにレーベルがImperialだということ、作者が1人追加されしかもそれがDanteであり、なおかつこのDanteは、あのDante & The EvergreensのDanteだったのです。
 ご存じのように、Dante & The Evergreensは'60に、Gary Skip PaxtonkのThe Hollywood Argylesとの共作になったAlley-OopをMadisonレーベル(130)からリリースして大ヒットしています。また、Alley-Oopとは打って変わってドリーミーなDream LandをB面としたTime Machine(Madison 135)もヒットさせています。ただし、このヒット2曲はいずれもノベルテイ・ソングで、あまり好きな曲ではありませんでした。ところが、45'sを入手してDream Landを聴いてビックリ、こちらの方が本来の彼等のスタイルなのではないかと推測していたのです。
 しかも、Dante & His Friendsとして、ImperialからMiss Americaを含み3枚もの45'sをリリースしていたのです。
 The Beach Boysのレコードでは作者はCatalano-Alpertと名前は記載されていませんでしたが、この表記でフル・ネームはすぐに分かりました。
 それでは何故、作者が1人減り、タイトルも変えられたのでしょうか? それは歌詞が微妙に相違しているんですね。その歌詞の一部をそのままタイトルとしているのです。
 作者が正確に表記されないことは、The Beach Boysのレコードでは良くあることです。本当はBrian WilsonとMike Loveとの共作になっているはずの曲が、なぜかBrian1人になっていたりします。
 果たしてそれの影響かどうか分かりませんが、却ってDante & His Friendsにミステリー的な要素を与えていたのです。
 さて、この曲は、The Beach Boysのもなかなか出来が良く、珍しくDennisがリードをとっていましたっけ。Dennisは後の"Concert"LPでもDionのThe Wandererなんかも演ってますので、メンバーの中で最もOLDIESが好きだったのではと思われます。Surfin' MusicのアイデアもDennisによるものとされていますから、容貌に比較してちょっと地味だったのはドラマーであることからやむを得なかったのでしょうが、なかなかのアイデア・マンだったのですね。
 当然、オリジナルのほうも、かなり良い出来の曲となっています。

Grandaddy's Rockin'
2007/10/08(Mon) 23:18:06
 徹底したロカビリアンのMac Curtisが、'56にKing 4949として発表した、ロカビリーの名作の1曲。
 ロカビリーに関しての私の知識は微々たるもので、詳しい人はこの世に腐るほどいるでしょう。
 では何故この曲を本日のテーマにしたかというと、所有するこの曲の音源は、アンソロジー的なLPなのですが、作者の表記がBlake-Blakeとなっており、何気なく例によってフル・ネーム探しの旅に出た訳です。
 結果として、一人はClare Blakeと判明し、もう一人の方がR. Blakeまでは分かったもののフル・ネームはなかなか分からなかったのです。同姓なのですぐ分かりそうなものなのにね。
 そして、あちこち検索結果をうろついていると、何と驚くべきサイトを見つけたのでした。
 それは、R & R系の曲に特化したLyricsサイトだったのです。Lyricsとは要するに歌詞のことですが、これに連動して、作者やリリース・デイト、レーベルなどが分かるという優れものなのですね。
 さて肝心のもう一人のBlakeですが、こちらもやっとの思いで判明。Robert Blakeがフル・ネームでした。ものによってはBobby Blakeと表記されていますが、BobbyはRobertの愛称なので構わないでしょう。
 このように、有用な副産物を産むことが多いフル・ネーム検索、皆さんも試してみてはいかがですか?

Don't Put Onions On Your Hamburger (3)
2007/10/16(Tue) 00:39:09
 何となく過去のページを見直していて、重大な(?)ミスに気が付きました。これまで2回テーマとしたDon't Put Onions On Your Hamburgerですが、前回作者が不明と書いていました。
 それが他のWEBサイト(ブログに非ず)なども見ていて、作者その他のデータが判明したので、これでほぼ確定すると思います。
 ただし、この曲が入っていたLP、Fink Along With Mad (Bigtop 12-1306 )は'62にリリースされていますので、レコーディング自体は'62とほぼ確定できるでしょう。
 45'sのリリース・デイトについては、他のデータからの推測も加えていますので、100%とは断定できません。  また、アーティスト名も二転三転しましたが、45'sのレーベルに記載されたものはThe Dellwoodsと確定されます。さらに、Mike Russo & The Dellwoodsとの情報もあります。

 データ:
 Dellwoods-Don't Put Onions On Your Hamburger ( Norm Blagman-Sam Bobrick ) ( 1-'63 Bigtop 3137 )

 ところでこの曲をDion Soundだと思っている人がいるらしいのですが、少なくとも私は聴いていて、Dionをイメージしたことは一度たりともないですね。もし、そう思っているとしたら、Dion Soundを正しく理解しているとは言い難いように思えます。
 また、ノベルティ・ソングと分類されているとの情報もありますが、これもその定義付けが何であるかによって決まることだし、少なくともJimmy DeanのBig Bad JohnやLorne GreeneのRingoの様な語りまたは語りに近い曲で、ストーリーが歌詞になっているもの以外はノベルティ・ソングと分類する必要性は感じません。
 尤も、個人の好みの問題ですから、どう聴こうと自由であるのは当たり前のことですが。
 ここまでかなり苦労してデータを特定できたことは、ひとえにWEB検索等インターネットの力であることは間違いありません。
 この作者Blagmanを調べていて、副産物がありました。それは、他のある曲の作者が、Blagman-Greenとなっていたのです。そして、"Norm Blagman" "Green"で検索するとたったひとつのサイトが見つかりました。内容を見ると、Greenというのは、Bernie GreenとのことでNorm Blagmanの関係者のようでした。これらから、ある曲の作者はNorm Blagman-Bernie Greenであろう推測が可能になったのでした。

Run Little Linda
2007/10/20(Sat) 22:23:01
 数年前から自前サーバーで紹介している曲で、これぞDion Soundの極致。Lovers Who Wanderにソックリです。
 当時は音源の出所が一切不明でしたが、最近になり詳細が判明したので紹介しておきます。
 Ral Donnerは、かなり古くからOldies Fanに人気があるアーティストなんですが、ヒットしたGone時代のサウンドはあまり好きじゃないんですね。レコードもコレクションの対象にはしていませんでした。
 ところがこの曲を何気なくWinMXでDLしてみてブッ飛んだ訳です。スタイルからしてみると、どう考えても'62以降のものに聴こえますが、少なくとも当時は当然として、Oldiesを聴き始めてからも全く耳にすることもなかったのです。
 それが最近になって突然出てきたところで考えられたのは、極めてレアなレコードかあるいはunissuedかということでした。
 それではとにかくデータを見ていただきましょう。

 データ:
 Ral Donner-Run Little Linda ( Mike Joseph ) ( 7-'63 Reprise 20,192 )

 ということで推測のとおりの'63はいいとしても、レーベルがRepriseとはビックリです。当時RepriseではあのJimmy Bowenがプロデューサーをやっていまして、これもその一つになるものです。
 作者のMike Josephも、マニアの間では注目を浴びているマイナーな(?)アーティストであるところも全く意外でした。
 RalはGoneの頃は、Elvis inspired artistだった訳ですが、後年ではElvisの死後作成されたドキュメンタリーで、Elvisソックリのナレーションをやっていたりもしてました。ほぼ完全にElvisのイミテーターとして一生を過ごしたアーティストであると思います。
 その彼が、何故Dion Soundにチャレンジしたのかは推測ですが、Jimmy Bowenのプロデュースによるものなのでしょう。音としても、レコードとしても相当に貴重なものといえます。

Childish Ways
2007/10/25(Thu) 15:31:53
 このところWEB検索によって、膨大なOldiesの情報がヒットします。数年前には考えられなかった状況です。
 それもこれも、いろんなところからマニアックなCDがリリースされるようになったということが、Oldies環境に変化をもたらしたものなのでしょう。
 私もレコード収集を止めてからは、もっぱらWinMXでmp3をゲットすることに力を注ぎ、相当数の曲を所有するようになりました。現在では使用できないのが残念ですが。
 その中に、これまで聴いたこともないけれども、抜群にいい曲がありました。この曲もその内の1曲でしたが、出所もなにも全く不明でした。プレーヤーは、The Suddensというんですが、3年ほど前から、自前サーバーでも紹介していたものです。
 この曲も情報の整理のため、いつものように検索してみたんですが、まさかヒットするとは思っていなかったので、その結果を見て驚きましたね。
 まず最初にゲットした情報が、作者名でした。フルネームではないですが、何とClasky-Rosenbergのコンビだったのです。そうです、このコンビはあのImage Of A Girlの作者であり、The Safarisのメンバーなのです。この瞬間、ゾクゾクとした震えがきましたよ。このコンビがこれまで他のアーティストに曲を提供したことは、知る限りではありませんでしたから、これはもう、The Suddens=The Safarisであると確信しました。
 そこで、"The Safaris" "The Suddens"で検索してみると......予想のとおりでした。しかも、彼等の最後のレコードでありながら、グループ名を変えてリリースしたことを知ることになったのです。
 何故、せっかくメジャーな名前を変えてしまったのか、理解に苦しむところですが......。
 では、データを見ていただきましょうか。

 データ:
 Suddens ( post-The Safaris )-Childish Ways ( Richard Clasky-Marvin Rosenberg ) ( '61 Sudden 103 )

 レーベルもSuddenと凝っていて、リリースは'61でした。しかもしかも、出来映えはというと皮肉なものです、最後のレコードが彼等のベスト・パフォーマンスになろうとは。
 間奏のギター、バック・コーラス、テンポなど、どれをとってもこれは最高の出来です。

Raw-Hide
2007/10/27(Sat) 00:28:09
 '58にその当時としては考えられもしなかった、ハードなインストが大ヒットしました。それがLink WrayのRumbleでした。
 Billboard Hot 100に14週間もランクインし、16位まで上昇したのです。
 Link Wrayはreal nameをFrederick Lincoln Wrayといい、1930(5/2/1935, 1929の説もあり)にNorth CarolinaのDunnで生まれています。兄弟にDougとVernonがいて、この3人でミュージシャンとしての活動を始め、古くはStardayでレコードを出していました。
 その後、Shorty Hortonをベーシストに迎え、VernonはLucky WrayあるいはRay Vernonとしてソロ活動を開始します。各楽器の担当は、Linkがlead gtr.、Dougはdrms.、そしてShortyのbassの3人組のようなんですね。VernonがRumble以降のバンドに参加していたのかどうかは、どうもはっきりとしません。
 バンド名は、Rumbleのときは、Link Wray & His Ray Menでした。しかし、レーベルに記されたものは、次の種類で一貫していなかったのです。
 Link Wray & His Ray Men, Link Wray & The Wraymen, Link Wray & The Raymen, Link Wray & The Ray Men, Link Wray & His Raymenと結局5種類もの名前が使用されています。
 さて、ヒットしたのはRumbleの他に、今日のテーマで'59のRaw-Hide (TVとは無関係)と'63のJack The Ripperの計3曲ですが、いずれもインスト・マニアに大きく支持されている曲です。
 その中でも、最もRock'n RollらしいインストがRaw-Hideで、私が最も好きなのもこの曲です。

 データ:
 Link Wray & The Wraymen-Raw-Hide ( Milt Grant-Link Wray ) ( 1-'59 #16 Epic 9300 )

 バンド名もこの頃のが最も納得がいく付け方です。
 彼はオリジナル曲はほぼ総て自作しています。しかし、その作者としての名前も一貫していません。
 Link Wray, Fred Link Wray, Fred Link Wray, Sr.と本名を交えながら、一貫しない名前で作曲しています。もちろん、Sr.は彼等兄弟の父親なんですが、一貫しないということは、何故か彼自身が作曲するときにSr.を名乗ったと考えるのが自然でしょうけど。この辺はどうもパターンが読めませんね。この辺りは、Dick DaleのバンドThe Del-Tonesも、& Theだったり& Hisだったりで一貫しないのと似ています。また、ヴォーカルも演っていますが全然よくなくて、これもまたDick Daleとの相似点でもあります。
 彼はかなり後年も常に第一線で活動していましたが、単独でヒット・チャートに登場することはこの3曲以外にありませんでした。
 しかし、一貫してハードなインストを主に演奏し、自分のスタイルを守っていたからこそ、長いミュージシャンとしての活動が可能だったのでしょう。日本では考えられないほどの人気があったのも、Dick Daleに似ているところがあったように思います。

Double Crossin' Sweetie Pie
2007/10/28(Sun) 01:32:19
 これまた2年ほど前から自前サーバーで紹介している曲ですが、最近何となくあるレーベルのリストを見ていてビックリ。
 何とこんなレーベルからでていたなんて、信じられない思いでした。

 データ:
 Janice Ward-Double Crossin' Sweetie Pie ( L. Ward ) ( '61 Monument 442 )

 Roy OrbisonやThe Velvetsで日本でもお馴染みのMonumentとはいえ、こんなGirl Popの大傑作を出していたなんてね。
 しかし、残念ながらさすがのWEB情報でも、これ以上のことは今のところ不明でした。
 作者が同じWardですから、考えられるのはJaniceの本名または変名、あるいは身内ではないかということです。
 男性無名アーティストのTeen Popが、意外にも自作なんてことも多いので、この作者が気になる処です。
 最も可能性があるのは、Janiceのミドル・ネームを使用したのではないかということです。Lですぐ連想する名前は、私はLindaなんです。Linda Wardか......。
 Janice Linda Wardが彼女の本名なら、最高に面白いんですけどね。
 ところで、曲の出来はちょいとそんじょそこらにはないと思えるほどいい曲です。そして、何故ヒットしなかったのかも不思議です。

Ace Of Hearts
2007/11/06(Tue) 00:57:14
 Tony Minichiello, Vic Diaz, Manuel Sanchezの3人組、The MatadorsがColpixレーベルからリリースした大傑作です。
 ただし、イントロはThe EchoesのBaby Blueにソックリで、途中ではBarry DarvellのLost Loveに似たフレーズが出てきます。
 とはいえ、Oldiesのイイトコドリをし、さらに上手くまとめられたこの曲は、他になかなか類を見ないほどのいい曲に仕上がっています。
 The Matadorsといえば、一般的にはJan & DeanのLP、Surf CityとDrag Cityのバック・コーラスを務めたグループとして知られています。
 メンバーのうち、Vicは以前Del-FiやDonnaから45'sをリリースしていたことがあり、所謂、Teen Popperだったようですが、このジャンルでは人気を獲得したとはいえませんでした。
 まあ、それが却って超マニア向けのアーティストとなっている訳ですが。
 ところでデータを見てください。ビックリしますから。

 データ:
 Matadors-Ace Of Hearts ( Gary Zekely-Vic Diaz-Jan Berry ) ( '63 Colpix 698 )

 Jan Berryは一般的なコンポーザーとしても才能があり、この頃もS & Hと異なる曲を書いています。代表的なのがThe AngelsとJohnny Crawfordがリリースしていた曲で、なかなかの出来映えです。
 ですから、この曲の作者に名を連ねていても不思議はありませんが、さらにGary Zekely (aka Gary Zekley)まで絡んでいるとなると尋常じゃないですね。
 Garyも自らリリースした曲は超ポップな傑作だし、その1曲がJan & DeanのThe Restless SurferというS & H Popに衣替えされて発表されるなどしていて、この曲が如何に素晴らしいかの裏付けとなっています。
 レコード自体はかなり貴重なもののようです。アメリカのオークション・サイトに掲載されていたレーベルを見ると、作者のVicがBlazとなっているのは、今のところ理由は不明です。
 可能性としては、レーベルのミスプリント、Vicの変名といった処でしょうか。イタリア系ホワイト・ヴォーカル・グループが好きな方には打って付けの曲といえます。

String Along
2007/11/09(Fri) 00:19:58
 Rick(y) NelsonのDeccaでの代表作って何でしょうね。
 最もヒットしたのは、'63の暮れにリリースされ、'64の初頭に#6まで上昇したFor You ( Decca 31574 )ですが、曲調から言えば彼らしいスタイルとはいえません。
 したがって、For YouはOldies Fanに人気はありません。
 では、どれかというと、String Alongだと思うんですね。

データ:
Rick Nelson-String Along ( Jimmy Duncan-Bobby Doyle ) ( 5-'63 #25 Decca 31495 )

 スタイル的には、Imperialの頃を思い起こさせてくれる、とってもポップな秀作です。
 でも、これは彼がオリジナルではなくて、あのFabianが以前ヒットさせていたものなんです。

データ:
Fabian-String Along ( Jimmy Duncan-Bobby Doyle ) ( 2-'60 #39 Chancellor 1047 )

 Fabianの方はテンポが速くて、まあそこそこの出来だと思いますよ。でも、Rickの方が断然彼のスタイルでバッチリ決められていて、数段イカしているのです。
 イメージとしては、同じメロディーの繰り返しに終始するのに、何とも言えないいい味です。この辺りは、彼の代表作Poor Little Foolに相通ずるような感じです。

Just Think Of Me
2007/11/23(Fri) 01:43:25
 いろいろなジャンルがあるOLDIESですが、Girl Popというのもそのひとつです。そして、Teen Popと同じように超マニアが存在します。
 超マニアのことについては既に述べたとおりで、Girl Popも同じようなものです。
 Teen Popと違うところは、ソロもグループもひとまとめにして扱うところでしょうかね。Teen Popはレーベルのクレジットやサウンドからみて、ほぼソロ・アーティストを意味していますので。
 さて、この曲はDodie Stevensが放った大ヒット曲、Pink Shoe LacesのCrystaletteレーベルからリリースされたものです。

データ:
Crystalettes-Just Think Of Me ( '63 Crystalette 753 )

 所有する音源がレコードではないので、作者は不明です。レーベル名とアーティスト名が同じケースは他にもありますが、この場合はレーベルが先に存在していましたので、リリース時期から見て、あるいはThe Crystalsを意識したようにも思えますが、若干彼女たちの方が早いので、レーベルのマスコット的存在として結成されてのだろうと思います。
 名前が似ているとはいえThe Crystalsのような重くてクドいサウンドではなく、さらりとミディアム・テンポで歌い上げているところに好感が持てます。
 WEB検索でも詳細なデータはほとんど分かりませんが、今日偶然自分のHDD内にあったmp3を見つけ、聴いてみるとなかなか出来が良かったので早速WAVファイル化して再エンコードしたところです。
 彼女たちは判明している限りで、3枚の45'sを同レーベルからリリースしています。そのうち最も有名なのは"Shy Guy ( '62 Crystalette 752 )"ですが、この曲は2枚目としてリリースされています。
 Girl Popは抜群にいいといえる曲がTeen Popに比べて少ないのですが、まあとにかく、曲は良し、声は可愛いと文句の付けようがないGirl Popといえます。

Tippy Toeing
2007/11/29(Thu) 22:35:58
 Tippy Toeingというのは、辞書によるとtiptoeの口語形で、つま先立ちで歩く、忍び足で歩く、期待して待っているなどの意味があります。
 この曲の歌詞を見ると、赤ちゃんが寝ているところを取り巻く両親の様子が描かれていて、それからするとやっと赤ちゃんが眠ったので、忍び足で歩いているのを歌っているように思えます。
 こんな微笑ましい歌詞がかつてあったでしょうか。あるいは、赤ちゃんが早く立って歩くのを期待して待っている両親の心情も表現しているかも知れません。
 ところでこの曲はC & Wというジャンルに属するものですが、'60代の半ば頃から台頭した所謂Popカントリーともいうべき曲です。
 更にいえば、邦題が「心は青空」と付けられ、The T-BoneがイストとしてLPでカバーし、日本でのみシングル化され大ヒットした曲でもあります。
 当時からこの曲が大好きでしたが、残念ながらこのオリジナル・ヴォーカル・バージョンは、日本で発売されませんでした。
 '66という年は、妙にC & Wがポップ・チャートを賑わした年で、これもそのひとつなのでしょう。
 C & Wとして日本では無名なので、廉価CDなどでも入手できず、OLDIESからもはじかれているためオリジナル45'sを入手するチャンスはついにありませんでした。
 所有する音源はWinMXで入手したmp3をWAV化し再エンコードしたものです。
 この曲で最も好きなところは、バックで主メロディーとは別のメロディーを奏でるオルガンの音と間奏のエレキ・ギターです。The T-Bonesの方は惜しくもギターがアコースチックが多いことと、バックの別メロディーがないため、この良さを表現し切れていませんでした。もちろん、曲そのものがいいので、悪くはありませんけどね。
 作者は、メンバーの一人でリード・ヴォーカルを担当しています。バックもファミリーであったとのことでした。

データ:
Harden Trio-Tippy Toeing ( Bobby Harden ) ( 3-'66 #44 Columbia 43463 )
T-Bones-Tippy Toeing ( Bobby Harden ) ( 4-'66 Liberty LRP 3446 ) [邦題:心は青空]

Psychotic Reaction
2007/12/14(Fri) 00:30:30
 OLDIES大好きな私でも、'60代中期のビート・グループにも大好きなものがあります。そのときの気分次第ですが、軟弱なTeen Popよりもむしろ好きなことがあります。
 まあ気分転換の一種でもありますが。既に記事にした、The StrangelovesやThe Seedsなんかがそうです。いずれは記事にしますが、他にも、The Outsiders, The Lovin' Spoonful, The Gentry's, The Leavesなどなど、枚挙にいとまがないほどです。
 そんな中で、OLDIESとは全く縁がないと思われるのが、The Count Fiveなんですね。
 タイトルから見ても、サイケデリック・サウンドの走りとも思われるのですが、意外とシンプルなサウンドなんですね。ツー・コードしか聞こえてきませんのでね。
 この曲のいいところは、イントロと間奏部分のインストが長いところにあります。
 この頃は、アメリカのビート・グループでも、まだ複雑怪奇な音を出していたわけではありません。
 複雑になるのは、やはり私がRock'n Rollが死滅したと定義している'68以降のことになるのです。
 さてイメージ的には薄汚いような感じがする彼等のLPジャケットの写真ですが、当時のビデオを見ると意外にまともな雰囲気のグループなんですよ。
 この頃は、バンドもTVやStageではスーツを着て演奏していましたから、意外にジェントルなんです。そして、不必要にエキサイティングでもないところがいいですね。
 このメンバーでは特に印象的なドラムスを担当している、Craig Atkinsonが渋いハンサム・ボーイです。背も高くて、ドラミンクがかなりカッコイイ。
 ところでこの曲の音源は、日本盤のシングルで所有しています。作者にクレジットされているのが彼等5人全員で、つまり自作ということになります。

データ:
Count Five-Psychotic Reaction ( Kenn Ellner-Ron Chaney-Craig Atkinson-Sean Byrne-John Michalski ) ( 9-'66 #5 Double Shot 104 )

Laurie's Love
2007/12/16(Sun) 17:15:27
 可愛らしい曲というのはTeen Popの代名詞でもあります。ただし、音だけ聴くのがレコードですから、声が可愛くなくてははいけません。
 そして、男の聴き手がほとんどなので、女の娘の方がこの手の曲は作りやすくなるはずです。
 ところでこの曲は一応男女のデュエットのようですが、Paul & Paulaの様なスタイルではなく、リード・ヴォーカルを男性のJackが、バックを女性のJillが担当するという構成なので、ある意味でJackというソロ歌手に女性のバッキングが付いたようなアレンジになっています。
 で、このバックのJillの声が何とも可愛らしいんですね。この可愛らしさは、ミルク・ティーンの様なガキっぽいものではなく、正真正銘女性としての可愛らしさに満ちています。
 音源は例によってmp3のみなので、作者は不明です。WEB検索でも作者はヒットしませんでした。オリジナル・レーベルが意外なところなのにはビックリしましたが。
 Smashがディストリビュートしているにもかかわらず、全国的なヒットには至っていないのが残念なところですが、もの凄く良い曲だといえるものです。

データ:
Jack & Jill-Laurie's Love ( '63 Arlen 726, Smash 1824 )


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